カプコンは、2025年に発売予定のプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、Steam向けソフト『モンスターハンターワイルズ』を初のプレイアブル出展。事前に出展バージョンに触れる機会を得たので、さっそくプレイした感触をお届けする。
- イベントからシームレスにクエストへ。壮大な冒険や物語を予感させるゲーム導入部
- ドシャグマのボス個体に挑戦! スムーズに武器を切り替えての立ち回りがとんでもなく楽しい
- ハンターの一挙手一投足にワクワクさせられる正統続編
イベントからシームレスにクエストへ。壮大な冒険や物語を予感させるゲーム導入部
なお、チャタカブラ討伐クエストに関しては撮影禁止だった(恐らく冒頭のストーリー部分をプレイできるようになっているためだと思われる)。そのため、本稿でもストーリーに関するネタバレを伏せる形にしている。
冒頭では、ハンター(主人公)がとある使命を受けて隔ての砂原へ、仲間とともに向かう様子が描かれる。すでに公開中のプロモーション映像にもあったシーンが散見された。といったところで、モンスターの群れに襲われる人物を救うため、それをハンターがセクレトに乗って追うことに。極々自然な形でシームレスにアクションパートへ以降したため、少々焦ってしまった。
追跡パートはチュートリアルも兼ねており、セクレトやフックスリンガーの操作などを学べる。自然のギミックやアイテム使用などのチュートリアルもあり、ぐいぐいと『モンハンワイルズ』の狩猟世界へ引き込まれていく。
簡易的な拠点へ到着。ここで武器を選択できる。おもしろいのが、編纂者のアルマが出してくる質問(一撃が重いほうがいいか否か、ガードは欲しいか、といった感じ)に答えると、おすすめの武器種を選んでもらえる点。筆者は手数系がいい、ガードが欲しいと答えていったところ、片手剣をおすすめされたのでそれを選択。もちろん質問に関係なく自由に選んでも問題ない。
さらに人物を追うと、洞窟らしきエリアへ。ここで討伐対象のチャタカブラが出現し、そのまま討伐クエストがスタート(自動的に受注される)。
攻撃自体は素直なので、ヒット&アウェイを意識しつつ慎重に立ち回っていると、チャタカブラは脚を引きずって逃亡し始めた。セクレトを呼び、巣で休むチャタカブラにタル爆弾を当てつつ追撃すると、程なくして討伐完了。そのままイベントが流れ、クエストも終了に。
まさしくジェットコースターのように駆け抜ける形だったためか、30分経過した感覚がまるでない。当然プレイ感覚は『モンハン』であるのだが、上質な映像、及びそれを盛り上げる演出群が特に記憶に残ったクエスト体験だった。
ドシャグマのボス個体に挑戦! スムーズに武器を切り替えての立ち回りがとんでもなく楽しい
今回使用した武器(片手剣、大剣、ハンマー)の感触
大剣……相変わらずの一撃必殺武器。真・溜め斬りは健在で、隙は大きいが威力も高い。△ボタン+○ボタンの長押しで“相殺斬り上げ”をくり出せる。斬り上げをモンスターの攻撃にぶつけることで、モンスターの攻撃を相殺しつつカウンター攻撃を叩き込める。タイミングがかなり難しく、狙って実行するにはモンスターの攻撃モーションなどを熟知する必要がありそう。
ハンマー……溜めてからの各種攻撃が強力な打撃武器。要注目、かつイチオシは新技の“渾身溜め叩きつけ”。通常の溜めが最大のときに△ボタン+○ボタンで渾身溜めに派生。そこから渾身溜めを最大まで溜めると、渾身溜め叩きつけに派生できる。手順が長く、しっかり当てるにはモンスターが多大な隙を見せているときに限られるが、その分威力は高く、モーションもド派手。弱点に当たるとメチャクチャ気持ちよくなれます。
ハンターの一挙手一投足にワクワクさせられる正統続編
今回はふたつのクエストを触っただけだが、それでも新たな発見があり、驚きがあり、十分過ぎるほど興奮させられた。シリーズファンにとって、まさしく期待通りの正統続編であると断言できる。
当然ながら、まだまだ発表されていない新要素は多分にあるわけで、今後の続報に一層期待が高まるプレイ体験だった。ゲームの発売は2025年とまだ少し先なので、ヤキモキが溜まるだろうが、それは狩猟解禁日に大いに解放して欲しい。自分はというと、久々に『モンスターハンターワールド:アイスボーン』を引っ張り出して遊んでみようと考えています。それでは!