石破首相とトランプ氏との面会、「実現困難な情勢」 日本政府関係者

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 石破茂首相が今回の南米外遊後の日本への帰路の途中で模索しているトランプ次期米大統領との面会について、複数の日本政府関係者が朝日新聞の取材に「実現が困難な情勢になっている」との見通しを語った。

 首相は、APEC首脳会議、G20サミット出席後、米国に立ち寄り、トランプ氏の自宅のあるフロリダ州などで同氏と面会する方向でトランプ氏側と調整していた。しかし、複数の日本政府関係者によると、トランプ氏は新政権の人事の調整を本格化させており、日程の調整が難航しているという。

 首相は、大統領選後の今月7日にトランプ氏と電話協議した後、記者団に対し「(トランプ氏とは)なるべく早く会談をしようということで一致した」と述べ、同氏との早期会談に意欲を示していた。2016年にトランプ氏が大統領選で初当選した際、安倍晋三元首相が他国の首脳に先駆けニューヨークで会談し、トランプ氏と蜜月関係を構築するきっかけをつかんだ。

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