jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

メガネは,ツルを畳むと汚れる--畳まないように置く方法を考えた

40歳台から老眼気味となり,50歳では老眼鏡が手放せなくなった。それまでメガネとは無縁だった筆者にとっては,かなり面倒なことになっている。

 老眼鏡が面倒なのは,別の理由もある。筆者の場合,仕事をする際に近くのものを見ることが困難になって老眼鏡のお世話になるのだが,部屋の中を見回したり,遠景を見たりする場合は裸眼である。視力検査でも1.2はキープしている。日常生活の8割は裸眼で過ごせるが,手元に集中するときには老眼鏡を掛けなければならない。

 一般に近視の人は,メガネを一日中,着用して過ごしている。朝起きてメガネを掛ければ,顔を洗うとき以外は夜まで外すことはない(’ようである)。したがって,メガネをコンタクトレンズに替えることができる。一日中,装着していても問題ないからである。

 一方,老眼鏡の場合は,手元を見るときだけ必要になる。仕事の合間に人と話をする場合など,老眼鏡を外す。そしてまた仕事に戻ると老眼鏡を掛ける。1日の間におそらく20回ぐらいは外したり掛けたりを繰り返しているだろう。

 そのたびに,メガネのツルを持って顔に掛けるのだが,ツルが折り畳まれていると,ちょうどツルを持つところとメガネのレンズがほぼ同じ位置にあることが分かる。

 筆者の老眼鏡は,頻繁にレンズが汚れるのが不思議だったのだが,これはどうも,このツルを折り畳んだ状態から持ち上げる際にレンズを触っていることが原因のように思えた。

 では,ツルを折り畳まずに机の上に置けばいいと思うのだが,メガネを置く場所など確保されていないので,つい適当な場所に畳んで置いてしまうことに気づいた。

 そこで,暑さ2cmぐらいの文庫本ぐらいの大きさの箱を用意した。上面をオープンにし,そこに老眼鏡を置く。ツルが閉じてしまわないように,箱の縁2箇所に切り込みを入れ,ツルがそこに引っかかるようにした。座り心地が若干悪いが,いわば老眼鏡の指定席を作った形である。

 厚さを抑えたのは,ツルを持って取り出しやすくするためと,どこに置いてもあまり気にならないサイズである。何回かの試行錯誤でこの厚さに落ち着いた。ディスプレイの直前に置いても気にならない。

 また,指定席を作ったおかげで,老眼鏡をどこに置いたか分からなくなることが減った。黒縁の老眼鏡なので,物陰に隠れてしまうと見つかりにくかったのである。

 実際,この老眼鏡置きを作ってから,レンズを拭く回数が激減した。翌日手にしても,ほとんど汚れていないので,そのまま装着できる。非常に快適である。

 メガネを目から頭の方にずらす方法もあるのだが,どうも安定しないように思う。しかも,筆者は整髪料を使うので,厄介な汚れが付く可能性もあり,この方法は取れないのである。

 一方で,さまざまなサプリメントや目薬も試してみているが,現在の老眼状態の解消には至っていない。いずれは次の手段を考えなければならないのかもしれない。しかし,個人的には目の中に何かを入れる,というのは非常に抵抗があるのである。不便だが,老眼鏡で対応できればと願っている。