学校では教えてくれない「人生を豊に生きて行くため」の文章術
2020年07月27日 公開
どうも@yamada_ntです。
これから書く内容は、メールやLINE、企画書、サムネテキスト、ブログ全てに使えるスキルだと思っています。
今回は、自分の娘に前回講習した内容をそのままお伝えします。
ただ、私の昔話も少しふれますので、面倒な方は少し読み飛ばしてください。
娘も大学生となり、これからのことを考えるようになってきましたが、娘の口から「国への愚痴」が出てくるようになりました。これには、娘の成長を喜ぶと同時に、ちょっとだけ危機感を覚えるようになりました。それは、私がこれまで見てきた人たちで、国への愚痴が出てくるようになると、物事がすべてうまく行かず、貧困の道をたどることになるのを知っているからです。
「国を変えたい」と思うならまだ良いし、ポジショントークのために言うのもまだわかりますが、それ以外の理由で政治の批判をしても、私達の生活がこれまで、一度たりとも良くなったことはありませんでした。
私は娘に対して、私が死んだあともしっかりと生きていくだけの知恵をつけてほしいと思い教育しています。どんなに勉強ができなくとも、小さな幸せを見つけ、生きていく力を身につけてほしいと願っています。そんな私から教えることができるのは、学校では絶対に教えてくれないであろう、インターネットで生きていくための活用方法です。
そしてその中でも文章こそが最も高い効果を出すものだと私は考えています。
なぜなら、インターネットはこの先もテキストがのネット活用術生き続けるからです。あのYoutubeですら、サムネイルやタイトルにしっかりとテキストを入れないと数字がとれないし、喋る内容だってシナリオを作って話す人が多いのです。シナリオを作るということはフィーリングではなく、そこに文章の流れがあって、それを話しているということです。文章術は、これからもまだまだ活用していけると思いますので、ぜひチェックしてみてください。
なぜ、生きるための文章術が重要なのか
以前記事にも書きましたが、私は高校卒業後、専門学校に行きました。当時16歳で親父が癌で他界し、母親に育てられていたので、そこまで裕福な生活は送っていませんでした。
それでも借金をして専門学校に行かせてもらったにも関わらず、勉強する内容が、自分で勉強すれば習得できるものだったというのを、登校初日のオリエンテーションでわかり、1日でやめました。
当然ながら、専門学校に行くために支払った借金がありますので働きました。
給料は手取りで16万で、各地を転々と出張していく営業で、住むところはその会社がその場所ごとに大きな会場を借りるので、そこで生活していました。なので、家賃光熱費がかからないぶん、16万はもらっている方だとは思っていました。また、売り上げに応じて月ごとにボーナスがありました。私が営業が好きなところでもあります。
しかし、16万ずつでは借金を返すまで何十年かかるんだという話でもあり、夜のバイトも同時に入れていました。バーテンとして、女性スタッフのサポートをし、皿を洗い、カウンターでの話を聞くだけの人、という単純な仕事でしたが、非常に多くの学びがありました。
初めての師と呼べる人はこの夜のお店に訪れた、とある企業の社長さんでした。
彼は私がカウンターでお酒の用意をしていると、いつもスッとカウンターに座り、女性スタッフとテーブル席にはいかず、私と話をしてくれました。
小言ではないですが、
「成功したいなら常に素直になりつづけろ、そうすれば誰かがいいことを必ず教えてくれるようになる」
「仕事の報酬は仕事、だから目の前の仕事が一番大事なんだ」
といったビジネスライフなお話や
「ナンパで女性を1人落としたら、営業として10人の顧客を落とせるようになる」
といったユニークな教えもありました。
ある日の夜。
その社長さんと、もうひとり、どこかの飲み屋のおねーさん、名前ははっきりと覚えてますが「よーこ」さんと一緒にカウンター席に座りました。彼女になんかカクテルを作ってというと、店長さんがカシャカシャと作り始め、できたお酒が「Myヨーコ」というとてつもないキザなカクテルが提供され、すごく笑ったのを覚えてます。
この日も気分良く社長さんがお酒を楽しんでいるなか、最も刺激のある言葉を頂きました。
「自分が発した言葉や文章というのは、他人を動かすことができる」
という、当たり前のようで、あまり意識していなかったことを教えてくれたことでした。
正直18歳やそこらの私にとっては、それはとても刺激的な言葉であり、今の私があるのも、あの社長との出会いがあってこそだと思っています。
同時に「自分の未来というものは、自分が発した言葉が決める」という、私が女性だったら恋に落ちるであろうセリフを残し、よーこさんと社長は、夜の街に消えていきました。
自分が達成したい目標があるなら、人に言い続けて笑われるくらいが丁度いいと言う私の考えが生まれたのもこの頃でした。高校の友達に手取り16万の私が、2年以内に給料40万にする!と宣言したところ、めちゃくちゃ馬鹿にされました。たった40万でも無理と言われていました。
そしてここから、お昼の営業の売り上げを劇的にあげる事ができるようになり、高卒の馬鹿でも当時19歳で給料は50万を超えました。夏のボーナスで120万万もらい、税金って頭おかしいんじゃないのなんでこんな持ってかれるのってドン引きした記憶があります。
私は2019年1月から2020年6月まで、20kgのダイエットに成功しましたが、これも最初、人に痩せると言い続けて、あれだけ好きなもの食べているYamada氏には絶対無理だと、めちゃくちゃ笑われたのを忘れません。一日40本近く吸っていたタバコも3年前にやめることができたのも、人に言い続けた結果だと思っています。禁煙に関してはなんならブログでも書いてます。
「言葉」は使い方を覚えると自分自身の強力な原動力にもなり、他人を動かす武器にもなる。という事を知ってから、それは私の人生を大きく変えてくれるものとなりました。人間は考え方が変われば、すぐに人生の軌道を修正する事ができるという事です。
ここで師が言っていた言葉をもう一度思い出してみましょう。
「自分が発した言葉や文章というのは、他人を動かすことができる」
これを立場を逆にして考えてみてください。逆にすると「自分が動こうと考えるその根っこにある動力源は、他人の言葉でできていることが多い」という事なんですよ。私がバーで出会った社長の言葉によって人生が変わったように、あなたの人生も、どこかで変わるきっかけが無数にあります。そして、あなたが変わればあなたの言葉と文章で人を動かす事ができるようになるという事です。
どんなに正しい日本語も、どんなに正しい正規表現も、どんなに丁寧な言葉も、正直それは単なる知識です。これをお金に変える方法は確かにありますが、単純に誰でも学べばできるので競合が多いです。
知識はあとからでも気がついたときに学べばいいことであり、私が娘に教えたいことは「知恵」です。「知識」をもって、それをどう活用するかが「知恵」であり、文章や言葉が人生にどのような影響を及ぼすかを知ってほしいと思います。
そしてこれらのスキルは、人生を豊にする第一歩となると思っています。
最高の文章とはそもそも何か?
あなたが過去、今までの人生で初めて出会ったブロガーや、YouTuberがいたら、その人とはじめて接触した理由を覚えていますか?
おそらくそこまで深く覚えていないと思います。
でも彼らとの出会いは偶然でもあり、彼らの努力による必然でもあります。
検索したわけでもないのに、思いがけず開いてしまった動画はありませんか?
noteを書いていたら、思いがけず見てしまった関連記事はありませんか?
もしあるなら、それは彼らが「文章」を駆使し、あなたに対してコンタクトしてきたからです。
あなたにそっと関連する動画を用意してきたのはプラットフォームであるYoutubeですが、その動画をクリックするという行為に及んだのは、サムネの異性がタイプだったという理由もありますが、その動画に記載された「サムネテキスト」と「タイトル」が要因となることが多々あります。
だからこそ、文字がいかに重要かということです。
では、先ほど記載した給料が50万になったプロセスについて話を戻します。
私がこの給料になったロジックはいくつかありますが、その一つの要因が、新聞の折り込み広告でした。
「折り込み広告を読んだ人に、電話をかけさせる事」に対して法律のギリギリまでを弁護士さんのアドバイスを受けながら作成しました。本当にギリギリの戦いだったため、例えば広島への折り込み広告の場合は、表現できないものがあったりと、地域別に絶妙な違いを作るほどでした。
最近は、攻めようとするとすぐに止めに入る人が多いので、大変だなと思う事が多いですけどね。
つまり、最高の文章にランクをつけるとすると、以下のようになります。
つまり文章は、誰かの行動を促す事ができて初めてお金を生み出すという事です。
それは小説や本でも同じ事で、読みたいと思い、本を買うからお金が動くわけで、面白くない、役に立たないと思った本は買わないですよね。
インターネット上で、自分が読む記事を思い返してみてください。
例えばApple Watchを買った時は、Apple Watchのおすすめ設定10選とか読みたくなりませんか?
その情報をみて設定をした人がいたら、それはその人を動かしたという事です。
勘違いされる方も多いですが、「人を動かす」と聞くと、聞こえが悪いのか、悪いことのように考える人がいますがこれは大きな間違いです。
先ほどの例で考えてみてください。Apple Watchを買って、その使い方を自分で調べて、そこに情報が掲載されていたなら、調べた側にはメリットしかないですよね。そこにたまたま自分の好みのApple Watchベルトが紹介されていて、それを購入したからと言って、何も不幸なことはないです。
人を動かす、人がしたくなる情報と言うのは、発信する側、受信する側、双方にメリットが生まれることの方が多いと言うことです。
ニュースの記事ですら最近では同じ原理で出来ています。
ポジショントークのために、自分はこう考えているというのを伝えるためにニュースを拾ったり、そのニュースの内容を人に話したり、共通の話題として活用しますよね。
今だったら東京で何人感染したとか、そういう話題を他人とする時点で、その記事はその人達を動かした何かがあったと言えるわけです。
「不快にさせる」というのも、実は炎上商法と同じで、他人の怒りに火をつけてSNS上で拡散させる事ができます。これも結局他人を動かしているわけですら、お金が動きやすいというのも事実です。ただ、焼けたあとの処理にかかるコストが莫大なため、おすすめは致しません。
「人を動かすとはどういう文章か」
さて、文字とは奥深いものです。
良い文章というのは、必ず一定の法則に則って作られています。
例えば、SNSではなぜかとてつもなく愛されている、「誰かの名言を発言するだけのアカウント」というものが無数に存在しています。それらの名言が、一体なぜ多くの人を引きつけるのかを考えたことはありますか?
例えばこの名言の何がすごいかというと、人は心が愉快であれば終日歩んでも嫌になることはないが、心に憂いがあればわずか一里でも嫌になる。
人生の行路もこれと同様で、人は常に明るく愉快な心をもって人生の行路を歩まねばならぬ。
- シェイクスピア -
人は常に明るく愉快に歩まねばならぬという事を、より心に届けるための技法が満載だという事です。
また、人生は常に走り続けなければいけないという事を名言にしたのがアインシュタインです。
人生とは自転車のようなものだ。
倒れないようにするには走らなければならない。
- アインシュタイン -
皆さんはこれらに共通する点をはっきりと言葉に出して言えるだろうか。
これらに共通する点探すことで、今まで見えなかったものが見えてくるようになるはずです。
当たり前の事を言っている
そうです。気づいていると思いますが、どれも当たり前のことを言っています。
「笑って愉快に過ごした方がいい」
「人生は走り続けた方がいい」
どれもこれも誰でも考えつく当たり前の事が言いたいのです。
ではなぜこれらの言葉が名言となったのでしょうか。
思い浮かぶ事ができる具体的なシーンがある
「人生は笑って愉快に過ごした方がいい」以外の部分で何を伝えようとしているのか。それは「なぜ」なのかという部分です。
人は心が愉快であれば終日歩んでも嫌になることはないが、心に憂いがあればわずか一里でも嫌になる。
これをみた時、多くの人がそのシーンを想像出来てしまいます。
楽しい事があれば歩いていても苦ではない、確かに
ストレスを抱えた状態で歩いたら一里でも嫌になる、確かに!そんな時歩きたくない!
ここまで頭で想像できたらあとは「人生の行路もこれと同様で」、なるほど人生も笑っていこうとなるわけです。
文字にはそのシーンを再現させるだけの力があり、シーンが頭に浮かぶと感情が動きやすくなるわけです。
逆に次の言葉はどうでしょうか。
「信念を持っていきろ」
これももちろん当たり前というべき考え方です。これらをわかりやすく想像させるために作られたのが、羅針盤と船という例えです。
これを名言として残したのが以下。
信念、それは人生を動かす羅針盤のごとき尊いものである。
従って信念なき人生は、ちょうど長途の航海の出来ないボロ船のようなものである。
- 中村天風 -
この事から、名言のほとんどが当たり前の事に対して、自分が経験した言葉を使い、より具体的に表現しているという共通点があります。
これらを活用する事で、いくらでも強力な文章を組み立てていく事ができるわけです。
このように、表現を変えるだけで、読み手が想像しやすくなるわけですね。
そして最後に、テキストのダイエットを行います。
↓私は高校卒業と同時に230万の借金からのスタートした。
なんとか返済するために、朝8時から深夜1時半まで掛け持ちで仕事をし2年で返済をした。人間、本気を出せばなんとかなる。
高校卒業と同時に230万の借金、朝8時から深夜1時半まで本気で働いて2年で返済。人間、本気でやればなんとかるんだなと思った。
なぜこのような面倒なことをするかというと、人は頭の中にイメージできないことは、理解できないからです。だからいくら信念が大事だと言ったところで、イメージができないから理解できないわけです。
何度も言いますが、人の心を動かすのは「きれいで正しい文章」である必要はありません。
相手が想像できる言葉と熱量で作られた経験談が、最も効果的と言う事です。
キャッチコピーや文章を作る時、何を主軸に考えるべきか
ここがブレさえしなければ、あなたの文章はもう相手にぶっ刺さり続け、多くの人の感情を揺さぶる事ができるでしょう。
それは、誰が読むか、その人がどう動くのかを予測する事です。
行動マーケティングに分類されますが、例えばドイツのデパートでは、オムツ売り場で女性用ハンドクリームの販売を開始したところ、瞬く間に売り上げが上がったそうです。
しかし数年後、売り上げが減少しました。
代わりに、「お父さん、この一杯で明日も頑張ろう」と言うキャッチコピーとともに、ビールの割引クーポンが配られました。これによってお酒の売り上げが1.5倍まで伸びたそうです。
何が起こったのでしょうか。
勘の良い方はお気づきだと思いますが、オムツを買いに来る顧客が女性中心だった時代から、男性もオムツを買いに来るようになったと言うことです。
このように、相手の行動が変われば、それに対する届け方も変わるわけです。
次の例ではどうでしょうか。
スーパーの食品エリアの鳥もも肉の割引セール時に、とある商品を追加したところ、爆発的に売れた商品があります。
なんだと思いますか?
こちら、ホエイプロテインです。
なんで?と思う人がいたらあれなので簡単に説明すると、鳥もも肉って意外と筋肉をつけたり減量中の方が食す事が多いので、そこに筋肉のお供、プロテインも合わせて紹介する事で売り上げにつながったと言う事です。
ユーザーのメリットを、ユーザー自身の頭の中で想像させる事ができれば、無意識に商品を手にしてしまうのです。頭の中で想像してしまったメリットが強ければ強いほど、そのまま購入してしまいます。だからこそ、相手の行動や趣向を想定し、そのテキストが発揮される場所に設置する事が重要なのです。
人が想像しやすいものの一つが「甘味料」、つまり炭水化物です。レジの横に置いてあるお菓子群を見れば、人に想像させてしまったもん勝ちと言うのは、言うまでもないでしょう。
また、人間は不思議な生き物で、本来購入前に考えるべきことを、深く考えずに購入してしまった場合、購入してからそのこと自体を正当化しようとします。つまり買ってから、「ダイエット中だけど、たまにしかこのスーパー来ないし、まぁいいか」と自分を納得させてしまう生き物なのです。
これはウェブサイトでも全く同じ事が発生しており、「主婦でもできた。同僚も驚いた3ヶ月の副業で15万円を稼ぐ方法」と言うリンクがSNSで回ってきた場合、クリックする前に警戒する人も多くいますが、クリックしない人は基本的にしません。
しかし、「主婦でもできた・・・?」「3ヶ月で15万円ならもしかして自分でもできるかも・・・?」と言う欲望に火をつけ、そのリンクをクリックしてしまった場合、クリックした事自体を無意識のうちに正当化します。
具体的には「今はまだ困ってないけど仕事辞めた時のために・・・」と言う小さな言い訳をし、自分を正当化して開いたページを読んでしまうのです。ですから、誰が、どのような状態の時に接触するかを考える事で、より具体的に相手に刺さる文章を作る事ができるようになります。
誰にでも刺さるではなく、誰か1人でいいので、その誰かのために作れるようにしましょう。
より具体的なトレーニング
少しだけ話が変わりますので、タイトルとずれる為、この先はまた次の記事にしようと思いますが、ウェブで文章をトレーニングするのに最適なのは、私はアフィリエイトかなと思っています。アフィリエイトは、検索するユーザーの心を把握しなければ売り上げを伸ばす事ができません。
そう言う意味では、うってつけのトレーニングだと思っていて、次回はアフィリエイトで売り上げをあげるための手順をご紹介ます。
はじめに、アフィリエイトを行っている人なら誰でも通る道で、SEOの初歩とも言うべき「ワード選定」スキルが求められます。
ここでは、具体的に商品を設定し、その商品に対してどのようなアプローチがあるのかを考えてみましょう。
仮定する商品
商品名「オリジンコークエッセンス」
効果「顔のシミとそばかすケア」
USP「コラーゲンが10倍」
例えばこのような製品があった場合、どのようなサイトが効果的なのかを考えてみましょう。
まず、対象を絞ります。この場合、男性向けなのか女性向けなのか、別に女性向け化粧品であるからと言って、男性向けとして作ってはいけないと言うルールはありません。今回は誰をターゲットに絞るかと言うお話です。
ひとまずターゲットは女性、年齢は35歳の女性と仮定しましょう。既婚者か、未婚者かでも変わってくるので、いったん既婚者としておきましょう。
そうすると、ターゲットがどのようなキーワードで検索をしてこの商品と接触するのかを考えます。
ヒントとしては、まず接触距離を分けて考えると候補を幾つでも作れるようになります。単純に商品名で検索する人は、もう購入する一歩手前の人ですし、全く商品名を知らない人はもしかすると「夏場、デート」で検索するかもしれないですよね。その辺りから考えると色々と広がると思います。
これを次回までに考えておいてくださいね。↓コメント欄に書いていただければそれを元に記事に使わせてもらうかもしれません。
それでは、また。