不動産大手「オープンハウス」の元社員が、店舗を訪れた顧客の情報を別の不動産会社を経営する元同僚に伝え、土地などの売買契約を結ばせて300万円余りの仲介手数料を不当に得て損害を与えたとして背任の疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、いずれも元オープンハウス社員の酒井正広容疑者(37)と津元貴也容疑者(33)で、警察によりますと、去年11月、土地などの売買契約の仲介手数料およそ330万円を不当に得てオープンハウスに損害を与えたとして背任の疑いがもたれています。 これまでの調べによりますと、2人は職場の元同僚で、店舗を訪れた顧客にメールを送るなどして津元容疑者が経営する別の不動産会社との間で土地などの売買契約を結んだとみられるということです。 2人は調べに対し、「オープンハウスに損害を与える目的はなかった」などと供述しているということで、警察は詳しいいきさつを調べています。