Translations:Wikidata:SPARQL tutorial/20/ja

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では、これを適切なWDQSクエリに変換するためには、あと何が必要でしょうか。ウィキデータでは、項目やプロパティを特定するために使われているのは、例えば「父親」(プロパティ)とか、「バッハ」(項目)とかいった、人間にわかりやすい名前ではありません。(これにはちゃんとした理由があります。「ヨハン・ゼバスティアン・バッハ」はドイツの画家の名前でもありますし、「バッハ」は人物のであるだけでなく、フランスの自治体や、火星のクレーターなどの名前でもあり、これらを指しているかもしれないからです。) 代わりに、ウィキデータの項目とプロパティには、識別子が割り当てられています。ある項目の識別子を見つけるには、項目を検索して、(例えば説明文などから)それらしいものが見つかったら、その Q ナンバーをコピーします。プロパティの識別子を見つけるのにも同じことを行いますが、単に検索窓に探している言葉を入力するのではなく、「P:探している言葉」と入力すれば、プロパティに限定して検索を行います。この検索の結果として、あの有名な作曲家のヨハン・ゼバスティアン・バッハは Q1339 であり、そしてある人物の父親を指定するプロパティは P:P22 であることがわかります。