あなたが決して「裕福」になれないことを示す、9つの危険信号

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  • みずからの力でミリオネアとなったスティーブ・シーボルドは、「誰もが等しく裕福になる機会をもっている」と主張する。
  • あなたにも裕福になる可能性があるのかどうか、本記事では9つの危険信号をまとめた。
  • 次の兆候がある人は、簡単には豊かになれないかもしれない。

みずからの力でミリオネアとなったスティーブ・シーボルドは、一般的な考え方とは違って、「誰もが等しく裕福になる機会をもっている」と主張する。では、あなたにも裕福になる可能性があるのだろうか。

この問いに答えを見つけるために、以下で9つの危険信号をまとめた。未来を知ることは誰にもできないが、次の兆候がある人は、簡単には豊かになれないかもしれない。

貯金ばかりを意識して、収入を増やそうとしない

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豊かになるには貯金が欠かせないが、貯金ばかりに意識を向けると、豊かな人々が重点を置く収入がおろそかになる。

「大衆はクーポン集めや倹約にばかり目を受けるので、大きな機会を見逃してしまう」とシーボルドは書いている。

実践的な節約術を放棄する必要はない。しかし、裕福な人の考え方を身につけたいなら「お金がなくなるかもと心配するのはやめて、もっと多く稼ぐことに目を向けるべきだ」とシーボルドはアドバイスする

大切なのはいくら稼ぐかではなく、いくら残すかだ」と主張する専門家もいるが、だからといって、収入を完全に無視する言い訳にはならない。お金を残すために、まずは稼ぐ必要がある。ミリオネアの共通点として、複数の収入源と賢い貯蓄を挙げることができる。

まだ投資をしていない

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Flickr/ITU Pictures

長期的に収入を増やす最善の方法のひとつが投資であり、投資は早く始めれば始めるほど効率的だ。

「ミリオネアは平均して毎年世帯収入の20%を投資に回している。彼らは年収の量ではなく、長期的にどれだけ貯蓄および投資してきたかで富を測る」とラミット・セティがニューヨーク・タイムズ(The New York Times)ベストセラーの『トゥー・ビー・リッチ(To Be Rich)』で指摘している。

投資は、できるだけたくさんしたほうがいいのは確かだが、たとえ少額でも複利の作用で大きく成長する。投資を始める簡単な方法としては、401(k)やIRA(※日本の場合、企業DCやiDeCo)などを利用した退職金貯蓄が適している。

安定した給料で満足している

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平均的な人は時間の対価として、つまり月給や時給として報酬を得る。一方、豊かな人々は成果に応じて報酬を得る道を選び、多くの場合でみずから事業を営む。

「タイムカードに刻印しながらも世界クラスの収入を得る人も存在し、ほとんどの人にはこのやり方が安全な生き方として推奨されているものの、富を築くには最も時間のかかる方法でもある」とシーボルドは指摘する。「偉大な人々は、自営業こそが富への近道だと知っている」

世界トップクラスの人々が起業して富を蓄える一方で、「大衆は控えめな給料と毎年の昇給を頼りに、そこそこの資産を築く人生をみずから確保する」とシーボルドは説明する。

財力に見合わないものを買う

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2011年12月10日にイギリスのロンドンにて開催された「アメリカン・エキスプレス・ショップ・ウェストエンド・VIPウィークエンド」にて、オックスフォード・ストリートを練り歩く買い物客たち。

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収入を超える生活を続けていては、豊かにはなれない。

収入が増えたり、大幅な昇給があったりした場合も、それを理由にライフスタイルまでも贅沢なものに変えるべきではない。

「自分の事業や投資など、複数の収入源から確実な収入が得られるようになるまで、私は高級時計も車も買わなかった」。ミリオネアのグラント・カードンが『アントレプレナー(Entrepreneur)』でそう書いている。「ミリオネアになった時点で、私はトヨタのカムリに乗っていた。人は何を買うかではなく、どう働いているかで有名になるべきだ」

自分ではなく、他人の夢を追う

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成功したいなら、自分がやっていることを愛さなければならない。つまり、自分の情熱を自分で決め、自分で追うのである。

あまりにも多くの人が、他人、たとえば両親などの夢を追うという過ちを犯している。そう説明するのは、みずからの力でミリオネアになった人々を5年間にわたって調査したトーマス・C・コーリーだ。

「他人の夢やゴールを追うと、いつか選んだ職業に満足できなくなるかもしれない」と、コーリーは著書『Change Your Habits, Change Your Life』で書いている。「業績も報酬も、その影響を受けるだろう。経済的に苦しみながら、何とか生計を立てることになる。成功に欠かせない情熱を失ってしまう」

コンフォートゾーンから出ようとしない

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Hsing Wei/flickr

富を築きたい、成功したい、人生を謳歌したいなら、不確実なことや不快な何かにも慣れる必要がある。

豊かな人々は、不確かな状況にも動じない

「中流の人々は、肉体的、心理的、感情的な安寧を求める」とシーボルドは指摘する。「世界クラスの人々は早い段階で、ミリオネアになるのは簡単なことではなく、快適さを求めるとろくなことにならないと悟る。そして、不確かな状況のなかでうろたえることなく活動する方法を学ぶ」

金銭的なゴールを設定しない

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お金は降って湧くものではない。努力して手に入れる必要がある。いつか豊かになりたいのなら、具体的なゴールをはっきりと決め、それを達成するための計画を立てる必要がある。

豊かな人々は、富を集めることに専念する。それには、集中力、勇気、知識、そしてたくさんの努力が必要になる。だが、具体的なゴールと明確なビジョンがあれば可能だとミリオネアのT・ハーブ・エッカーは強調する。「ほとんどの人が、自分がなりたいものになれないのは、自分が何を求めているのかわかっていないからだ。豊かな人ははっきりと富を求める」

まずお金を使って、残りを貯蓄する

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豊かになりたいなら、まずは自分自身に支払うべきだ。

「報酬を得ると、ほとんどの人はほかの人のためにお金を使う」とミリオネアのデヴィッド・バックが著書『自動的に大金持ちになる方法(The Automatic Millionaire)』で指摘している。「家主、クレジットカード会社、電話会社、政府などにお金を支払う」

まず使ってから残りを貯蓄するのではなく、初めに貯蓄をしよう。収入の最低10%を貯蓄に回し、そのプロセスを自動化するべきだと、バックは強調する。そうすれば、貯蓄に回すお金を見ることもないので、そのお金なしで生活する方法を学ぶだろう。

自分は豊かになれないと思い込んでいる

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「標準的な人は、幸運な人だけが裕福になれると信じている」とシーボルドは指摘した。「しかし真実は、資本主義の国では、他人のために大きな価値を生み出す意志さえあれば、誰もが豊かになる資格がある」

まずは「自分も」と考えることから始めようと、シーボルドは提案する。そして次に大きく考えるのである。裕福な人は期待を高く設定する。手始めに、100万ドルなんてどうだろうか?

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