高専カンファレンスが好きだ、という気持ちを書き残しておきたい

高専5周年記念パーティーが終わり1週間とちょっと。色んな方の記念パーティーに関するブログを楽しく読んでいるうちに自分の中の高専カンファレンスの思い出が溢れかえってきて(特に@neo6120ことじぐそう君の日記がすごく良かった)、このホコリ被ってるようなブログを引っ張りだしてきて自分と高専カンファレンスの繋がりを振り返ってみることにしました(結構時間かかった…)。

何もわからないまま高専カンファレンス

高専カンファレンスに最初に参加したのは2009年秋の東京開催(009tokyo)だった。長野高専の先輩である@meke_mekeさんの誘いで、何をするのかよくわからないまま、Lightning Talks(LT)も申し込んだ。

最初の高専カンファレンスは、楽しかったより困惑してた時間の方が長かった気がする。LTの待機列で「始めまして、○○です」ってプライベート用の名刺を交換してる人たちを見たときは「この会は名刺持参しないといけないのか!?」とすごく焦った覚えがある。その他にも、LTの発表のテンポの速さにも驚いたし(何も知らないで申し込んでいたため、発表待機中に嫌な汗がでた)、結構な数の参加者がTwitterを使ってコミュニケーションとっていることにも驚いた(当時はTwitterって一般的にはあまり知られていなかった)。周りとどうコミュニケーションを取っていいか全然わからなくて、自分から他の参加者にはほとんど話しかけられなかった。とりあえず流れるままに懇親会から二次会へ、そして朝までカラオケして、気づいたら最後は朝の歌舞伎町で1人でラーメン食べてた。

初めてのLT(16分ぐらいから)。自分の初発表って聞いてると悶絶する

振り返ると微妙な初参加だったけれど、自分の拙い防災機器の発表について「面白かったよ」と言ってくれる人が何人かいて、これは本当に嬉しかった。もう1回ぐらい発表したいな、と思った。

次のカンファレンスがちょうど母校の長野高専の開催(011nagano)だったので、参加&LTで準備していたのだけれど、急な仕事が入ってキャンセル。せっかく発表資料作ったし、多少遠くてもいいからと年明けの八戸での開催(012hachinohe)に申し込んだ。本州最北端。旅行計画立てながら、特に親しい知り合いが参加するわけでもないのに、勢いで申し込んだことを若干後悔した。

当日、新幹線降りて他の参加者と合流するときに、@june29さんが「マスシンさん、どうも!」と声をかけてくれて、同時に握手を求められた。「挨拶と同時に握手するとか、外人か!?」とか内心驚きつつ、1人にならないようにという配慮が嬉しかった。何より、こういうコミュニケーションの取り方がすごく新鮮で、その後の人の接し方が少し変わるような出来事だった。

八戸での高専カンファレンスはすごく楽しくかった。参加者が多くない分、各参加者の距離も近くて、色んな人と話すことができたし、LTもぼちぼち受けた。開催の次の日は東京から来てたメンバーで温泉入りに行って、宴会場で昼間っからビール呑んでダラダラしてた。「高専カンファレンスって楽しいなー」とこの時初めて思った。

その後は013salesio014tokyo021numazu024north_tohoku020salesio034nagano026osaka039oyama
036sendai038tokyo045tokyo054nara042kansai059toyama066numazu2、そして先日の071kc5partyと15開催に参加した。014tokyoと045tokyoではスタッフという立場で参加した。

参加する度に、何かしら発見や楽しいことがあって、知り合いも増えて、それに比例して参加する楽しみが増えていった。カンファレンス以外でカンファ関係の人とご飯食べに行ったり、遊びに行く機会も増えて、高専カンファレンスが自分の中で大切な存在になっていった。

先日の5周年記念パーティーでは、そんな風にたくさんの開催で関わった人たち全員に対する感謝も込めて、「皆さんへの祝辞」というLTをやった。思っていたことを少しだけど形にできて良かったし、そういう場を作ってくれた5周年パーティーの関係者の皆さんには感謝したいと思います。ありがとうございました(それから、酷いオチを笑って許してくれた大日向さんもありがとうございました)。


これからの高専カンファレンスで自分にできること

僕は今年28歳で、もう立派なアラサー男子だ。高専カンファレンスの中でも割と年齢も上の方になってきたので、これからは現役世代を中心に年下の子を引っ張ってカンファレンスを盛り上げていくぞー!…とか言うべきなのかもしれないけど、そういう気持ちはほとんどない。高専カンファレンスには自分より若くて情熱的ですごく面白い人にたくさいるし、そんな彼らから勉強させてもらったことがたくさんある。だから、引っ張っていくんじゃなくて、同じように高専カンファレンスが好きな人間として、一緒にこの会を盛り上げていきたいなと思う。

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若くて情熱的で面白い人たちの一例(母校の後輩君達)。
最前列に2人面白すぎる先輩も混じってるけどご愛嬌(写真は大日向さんのflickrより)

ただ、アラサー男子として、懇親会なんかで周りに馴染めてないような人を見かけたときに、ちょっと声をかけるようなことは積極的にやりたい。自分が初参加のときに一声かけてもらって嬉しかったことももちろんあるけど、こういうちょっとした配慮(と呼ぶ程のことじゃないかもしれんけど)は、その組織に長くいるおっさんのお仕事だと思うので。

自分が参加した時と違って、今の初参加者はtwitterUstream何かで漠然とでも高専カンファレンスがどんなものかわかっていて、ある程度何か「わくわくする」ことを期待して来ている人が多いと思う。そういう人達が、名刺持ってこなかった、だとか、twitterで交流したことがない人ばかりだ、とか、そんなしょうもない理由で周りと交流できなかったりしたら、こんなもったいないことはないと思うし、一声かけたときに「そんなの些細なことだから、もっと周りと絡んでいも大丈夫だよ!」ということを伝えて、少し背中押すことができたらいいなぁと思う。

長くなったけど、一言で言うと、僕は高専カンファレンスが好きだし、これからもこの会を通してたくさんの人が繋がっていけることを願ってます。その中で、自分自身が、楽しく飲んで話せる人ともっと繋がっていきたいなぁ………


…と思うので、この日記読んだ方、今度お時間あったらご飯でも食べつつ呑みましょう。よろしくどうぞ。