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¥サバイバル 令和の「値段」

「山手線の内側には泊まれない」 出張族から悲鳴 宿泊代DPの裏側

東京都心のビジネスホテル。円安を受けたインバウンド需要の盛り上がりが宿泊料金を押し上げている=東京都新宿区で2024年9月25日午後9時54分、中島昭浩撮影
東京都心のビジネスホテル。円安を受けたインバウンド需要の盛り上がりが宿泊料金を押し上げている=東京都新宿区で2024年9月25日午後9時54分、中島昭浩撮影

 「山手線の内側にはとてもじゃないが、泊まれない」。長野県から東京出張に来た60代の男性会社員がこぼした。月に3回ほど東京に出張するが、会社には出張宿泊費は1泊1万円以内という「鉄のおきて」があるのだ。

 新型コロナウイルス禍の前は、同じ予算で「ハイクラス」なビジネスホテルも選べたが、今では1万円以内で泊まれる部屋を探すのに一苦労。「どうしても訪問先から離れた場所になってしまう」と話す。

 東京都心部の宿泊代が過去最高水準で推移している。背景を探ると、宿泊業界に広く活用されてきたダイナミックプライシング(DP、変動価格制)に生じた、ある変化があった。

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