VT-4 (戦車)
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MBT-3000 / VT-4 主战坦克 | |
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IDEX 2017で展示されたVT-4 | |
種類 | 主力戦車 |
原開発国 | 中華人民共和国 |
開発史 | |
開発期間 | 2009年 - |
製造業者 |
中国北方工業公司 内蒙古第一機械集団 |
諸元 | |
重量 | 52t |
全長 | 10.65m |
全幅 | 3.4m |
全高 | 2.3m |
要員数 | 3人 |
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装甲 |
複合装甲 爆発反応装甲 |
主兵装 | 125mm滑腔砲 |
副兵装 |
CS/LMS12.7mm重機関銃 7.62mm銃架 |
エンジン | 1,200HPディーゼルエンジン |
出力重量比 | 25PS/t |
懸架・駆動 | トーションバー・スプリング |
行動距離 | 500km |
速度 | 70km/h |
VT-4(中国語: VT-4主战坦克)は中華人民共和国が開発した海外輸出向けの主力戦車であり、90-II式戦車(MBT-2000/VT-1)の発展型である[1]。
概要
[編集]内蒙古第一機械集団他の企業により、MBT-3000として2009年より開発計画が開始され、2012年のユーロサトリでコンセプトが発表された[2]。
実車としては2014年の中国兵器装甲日(Norinco Armor Day)[3]及び中国国際航空宇宙博覧会でVT-4として展示が行われている。ただし、その時点での量産は行なわれていない。
装備・スペック
[編集]装甲
[編集]車両に用いられる装甲は複合装甲に爆発反応装甲を組み合わせたものと観測されている[2]、砲塔前面部はくさび型の装甲を有し、サイドスカートにも装甲が施されている。
また、アクティブ防護システムとレーザー警報装置も備えている[1]。
動力
[編集]中国北方工業公司製の中国産1,200HPディーゼルエンジンを使用[1][4]。
火器
[編集]主砲は125mm滑腔砲、砲塔上にはRWS化された12.7mm機関銃が搭載されている[1]。
運用
[編集]- 中国北方工業公司にVT-4戦車を240両発注し、2020年4月に最初の4両が納入された[7]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e “VT4坦克总设计师:我国坦克炮可击穿1米厚钢装甲”. www.guancha.cn. 2015年11月5日閲覧。
- ^ a b Pakistan Eyes new Chinese Tank, VT-4
- ^ “Norinco Corporate Social Responsibility Report 2014”. Norinco. 7 November 2015閲覧。
- ^ “Tank maker seeks to increase exports on land armaments[1] - Chinadaily.com.cn”. www.chinadaily.com.cn. 2015年11月6日閲覧。
- ^ Nanuam, Wassana (11 October 2017). “First batch of 28 China-made tanks rolls in”. Bangkok Post. 2021年1月13日閲覧。
- ^ Liu, Zhen (September 5, 2018). “Chinese shipbuilder starts work on US$411 million submarine for Thai navy”. South China Morning Post. オリジナルの5 September 2018時点におけるアーカイブ。 5 September 2018閲覧。
- ^ “Pakistan Inducts Chinese-made VT-4 Main Battle Tank”. 2021年2月21日閲覧。
- ^ de Cherisey, Erwan (16 April 2020). “Nigerian Army receives Chinese weapon systems”. オリジナルの19 April 2020時点におけるアーカイブ。 29 August 2020閲覧。
- ^ Nanuam, Wassana (2021年1月12日). “Nigerian anti-terrorism operation marks combat debut of Chinese VT4 tank”. Bangkok Post. 2021年1月13日閲覧。