Budgie
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Ravenパネルを伴う典型的Budgieデスクトップのスクリーンショット。 | |
開発元 | Ikey Doherty、Joshua StroblおよびSolusプロジェクトチーム |
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初版 | 2013年12月7日 |
最新版 |
10.8.2
/ 2023年10月19日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | |
対応OS | X11 (X Window System) 搭載のUnix系 |
対応言語 | 多言語 |
種別 | デスクトップ環境 |
ライセンス | ライブラリはGNU LGPLv2.1、バイナリはGNU GPLv2 |
公式サイト |
buddiesofbudgie |
BudgieとはGTK(バージョン3.x以上)などのGNOME技術を利用したデスクトップ環境である。BudgieはSolusプロジェクトが開発しているが、Arch Linux、Manjaro、openSUSE Tumbleweed 、Ubuntu Budgieなど多数のコミュニティも開発に貢献している。Budgieのデザインはシンプルさ、ミニマリズムさ、そして優雅さが強調されている。
アプリケーション
[編集]Budgieデスクトップは、GNOMEスタックにタイトに統合されており、その基底にある技術を、別のデスクトップ体験を提供するのに用いている。Budgieのアプリケーションは、通常GTKを使い、GNOMEアプリケーションと同様のヘッダーバーを持つ。Budgieは、ユーザーのシステムの利用に合せて、カテゴリーを移動させたり、メニューの上部によく利用するアプリケーションを移動するなど、効果的にFavorites listを生成する[1]。
歴史
[編集]Budgieは最初、Evolve OSという名のLinuxディストリビューションのデフォルトのデスクトップ環境として開発された。Evolve OSの名がSolusに変更された[2]後、Budgieの開発はより弾みがついた。
初期のバージョンのBudgieは、遅く、クラッシュしがちだった[3]。しかし、時間が経つにつれ、スピードと信頼性は向上している[4]。
Budgieのバージョン1は、2014年2月18日にリリースされたほか、バージョン10は2015年12月27日にリリースされている。バージョン付けのスキームが変わったため、2023年現在のリリースは10.8である。
採用
[編集]- Arch Linux
- BudgieはArch Linuxのコミュニティレポジトリで利用可能[5]であり、またArch User Repositryでもbudgie-desktop-gitとして配布されている。
- Debian
- Budgieは、Debian 9のリリースからDebian安定版のmainレポジトリで利用することができる。
- GeckoLinux
- openSUSEベースのディストリビューションであるGeckoLinuxは、Budgieを提供する[6]。
- Manjaro(Budgieの開発は終了)
- 2015年11月、Manharoのコミュニティは、Manjaro Budgie 15.11が利用可能であることをアナウンスした[7]。2016年7月14日には、Manjaro Budgie 16.06.1が利用可能となっている[8]。
- openSUSE
- BudgieデスクトップはopenSUSE Leap 15.2およびopenSUSE Tumbleweedで利用可能である [9]。
- SparkyLinux
- BudgieデスクトップはSparkyLinuxの現行リポジトリで利用可能である。
- Ubuntu Budgie
- Ubuntu Budgieの最初のバージョンは17.04である。これはUbuntuの公式フレーバーであった。Ubuntu Budgie 17.04は、オリジナルのUbuntu 17.04からBudgieがデフォルトのデスクトップ環境である、という点でのみ違っていた[12]。2017年時点で、Ubuntu Budgieは最も人気なUbuntu派生となった[13]。
- Void Linux
- BudgieデスクトップはVoid Linuxの現行リポジトリ (January 2018) で利用可能である[14]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b Watson, J.A. (February 9, 2017). “Hands-on: Solus Linux and the Budgie desktop” (英語). ZDNet. 2017年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月11日閲覧。
- ^ “Branding” (英語). Solus Project. 2017年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月11日閲覧。
- ^ Ljubuncic, Igor [Dedoimedo] (February 21, 2015). “Budgie desktop—a new kid on the block” (英語). OCS-Mag (Open Content & Software Magazine). September 17, 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月17日閲覧。
- ^ Ljubuncic, Igor [Dedoimedo] (August 31, 2017). “Budgie desktop—you shall not pass!” (英語). OCS-Mag (Open Content & Software Magazine). September 17, 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月17日閲覧。
- ^ “budgie-desktop 10.3.1-2” (英語). Arch Linux (July 13, 2017). September 11, 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月11日閲覧。
- ^ “GeckoLinux” (英語). GitHub. 2017年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月11日閲覧。
- ^ Capitani, Stefano (November 2, 2015). “Manjaro Budgie 15.11 released” (英語). GitHub. 2017年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月11日閲覧。
- ^ Capitani, Stefano (June 2016). “Manjaro Budgie 16.06.1” (英語). Manjaro Linux Forum. 2017年9月11日閲覧。
- ^ “Portal:Budgie - openSUSE Wiki”. en.opensuse.org. 2020年10月2日閲覧。
- ^ “Solus [home page]” (英語). Solus Project. 2017年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月11日閲覧。
- ^ “Which Linux OS is right for me?”. 2020年11月18日閲覧。
- ^ Lynch, Jim (April 19, 2017). “Ubuntu Budgie 17.04 review” (英語). InfoWorld. 2017年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月12日閲覧。
- ^ Hartley, Matt (June 21, 2017). “Best Linux distro: Linux experts rate distros” (英語). Datamation. 2017年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月12日閲覧。
- ^ “void-packages/srcpkgs/budgie-desktop at master · voidlinux/void-packages · GitHub”. 2018年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月25日閲覧。