これは2005年に以前のブログへ投稿したエントリーに加筆したものです。
このエントリでいうiPodはハードディスクとホイールを搭載したモデルを指しています。一時期はiPod classicとしても販売されていましたが、すでに製造終了モデルです。
参考:iPod classicとメンテナンス・キットなど
- いわゆる音楽のデジタル保存が始まった時期に登場したモデルであること
- そのモデルが存在していた時期のラインナップでは、最大の容量を有していた
- 特徴的なホイール・インタフェイスと、その操作性
※特に多数の音楽タイトルを高速に閲覧したいとき、ホイール操作は非常に快適です。
という事情からか、いまだに愛用しているユーザーが存在するようです。メンテナンス・モードの紹介ページが、少数ながらも継続的に参照されていたので、こちらへ移行することにしました。
テスト・モード(英語で検索するときはdiagnostic mode)の紹介です。
iPodにはテスト・モードが実装されています。製造元での品質管理用に実装されているのでしょう。呼び出し方は、iPodの世代によって異なります。具体的には、
web.archive.org
私のiPodは第3世代です。次の手順を経て、テスト・モードを起動します。
Appleロゴが逆さまに表示されるテスト・モードでの起動成功です。
テスト・モードで提供される機能は以下の通りです。特に[ HDD SCAN ](スキャン・ディスク)が大切ですね。
[ 5 IN 1 ] 5つのテストを行う(テスト開始次に決定で次へと進めていく) [ RESET ] 設定(コンストラストなど)のリセット [ KEY ] 各種ボタンとHOLDスイッチのテスト [ AUDIO ] 再生テスト(イヤフォンなどから聞く) [ REMOTE ] REMOTE TEST(詳細不明。テストが終了すると RMT FAIL と表示される) [ FW ID ] FireWireのIDチェック(決定ボタンで英語表示の Disk Mode に入る) [ SLEEP ] テストモード終了(スリープ状態に戻る) [ A2D ] ADC TEST [ OTPO CNT ] ホイールのテスト [ LCM ] 液晶のテスト [ CHG STUS ] STATUS TEST [ USB DISK ] USB DISK(早送りを押すことでFWモードに。そして英語表示の Disk Mode に入る) [ CHK SUM ] 詳細不明(テスト終了後に一時停止再生ボタンかHOLDスイッチのオンで戻る [ CONTRAST ] コンストラストと照明と表示のテスト(薄くすると後々見難くなるので注意) [ HDD SCAN ] スキャンディスクを開始します。 [ RUN IN ] 連続的にテストをする。