【侍ジャパン】WBC視聴率全7戦40%超え…決勝は42・4% 瞬間最高は大谷締めVの46%
スポーツ報知
22日にテレビ朝日系で生中継されたWBC決勝・日本―アメリカ戦の平均世帯視聴率が42・4%(午前8時25分~午後0時8分)だったことが23日、分かった。今大会の日本戦は、全7試合で40%を超えた。
日本が2009年以来、14年ぶりにつかんだ頂点。1次ラウンドと異なり米国開催のため、日本では平日午前中のゲームとなったが、“大台”を超えた。瞬間最高視聴率は午前11時43分の46・0%。ストッパーとして登板した大谷翔平投手(28)が、相手中心選手のマイク・トラウト外野手からスライダーで空振り三振を奪い、世界一に輝いた場面だった。
WBCを報じた番組も連鎖反応でアップ。「直前情報」(前7時)の23・7%を始め、直後の「大下容子ワイド!スクランブル・第2部」(午後0時45分)は20・0%、「スーパーJチャンネル・第2部」(午後5時50分)も12・7%と、通常以上に視聴された。
さらに、TBS系で当日午後7時から放送された再放送も22・2%。同局は、21日も準決勝のメキシコ戦を同時刻から再放送して19・8%だった。スポーツの再放送、しかも当日にもかかわらず、人気ドラマを上回る数字を記録し、改めて野球人気を見せつけた。
WBC開幕前までの今年の最高視聴率は箱根駅伝・復路(1月3日)の29・6%だったことから、ゴールデンタイムに放送された16日の準決勝・イタリア戦の48・0%を筆頭に全7戦が上回る形に。過去のWBC日本戦の視聴率でも、歴代3位の43・4%を記録した06年3月の決勝・キューバ戦を除き、上位を占めた。テレビの前で国民が盛り上がり続けた2週間となった。(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)