来年の後半にも日本で初めての月面探査を目指している民間のチーム「HAKUTO」が、月面に見立てた鳥取砂丘で、探査車の本格的な性能確認の試験を始めました。 国際コンテストでは、探査車が月面を500メートル以上走行したうえで、その際に動画や静止画を撮影できるかどうか、撮影した動画や静止画を地球に届けられるかどうかを競っています。このため今回の試験では、不規則な地形を進み、探査車の姿勢も変化する中でどのように撮影できるか、��影したデータを地球側に送れるか、探査車を走行させながら確認しています。探査車から離れた場所には、地上の管制室に見立てたテントが立てられ、10人余りのメンバーがパソコン画面で送られてくるデータを確認しながら探査車を操作しました。今回の試験は今週末まで行われ、暗闇の宇宙から1点だけ太陽の強い光が届く月面の環境を再現するために、夜間も行われることになっています。 チーム「HAKUT