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【悲報】Wikipediaに載っていた警視庁の不祥事が何者かによって消されまくっている!履歴機能でIPアドレスを辿ると何と犯人は…

netgeek 2014年8月31日
 

8/31、Wikipediaに載っていた警察の不祥事の記述が、ある1つのIPアドレスによって何度も消されていることが判明した。

犯人は221.114.249.226

まずはIPアドレス「221.114.249.226」の編集記録をご覧頂きたい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5:%E6%8A%95%E7%A8%BF%E8%A8%98%E9%8C%B2/221.114.249.226
wiki
過去に警視庁公安部や城東警察署の記事を編集していることが分かる。そして具体的にどう編集したかというと、驚くことに文章の「完全削除」だったのだ。新しい情報に置き換える、間違っていた記述を修正するといったことではなく、明らかに悪意ある編集だ。

消されていたのは警視庁公安部と城東警察署の不祥事の箇所。消した後に誰かに文章を復活させられてもしつこく削除しており、熱い編集合戦が繰り広げられていた。

警視庁公安部の不祥事を完全削除

(1)左が編集前で、右が編集後だ。4/17に載せられていた不祥事の詳細を5/7に抹消している。

wiki2

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%AD%A6%E8%A6%96%E5%BA%81%E5%85%AC%E5%AE%89%E9%83%A8&diff=prev&oldid=42398761

(2)その翌日、誰かに復活させられた文章を5/8に再び削除。
wiki3
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%AD%A6%E8%A6%96%E5%BA%81%E5%85%AC%E5%AE%89%E9%83%A8&diff=prev&oldid=42410762

(3)次はしばらく時間をおいて5/28に3度目の削除。
wiki4
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%AD%A6%E8%A6%96%E5%BA%81%E5%85%AC%E5%AE%89%E9%83%A8&diff=prev&oldid=42701074

ここまでしつこく削除しようとするのだからよほど都合が悪いのだろう。

城東警察署 (東京都)の不祥事も完全削除

(1)2010/7/5の記述を11/4に削除。
wiki8
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%9F%8E%E6%9D%B1%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E7%BD%B2_%28%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%29&diff=prev&oldid=34798066

(2)2011/10/13に再び削除。
wiki6

(3)2012/2/11に削除
wiki5

(4)4/4にも削除。相当な執念だ。
wiki7

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%9F%8E%E6%9D%B1%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E7%BD%B2_%28%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%29&diff=prev&oldid=41186190

なんだか日本の闇を見てしまった気がする。幸いにもWikipediaには履歴が見られる機能がついていたからよかったものの、これまでの数々の不祥事はこうして記録から消され、いつの間にか人々の記憶からも消えてなかったことになってきたのだ。

テレビ朝日の関連会社だった

さてこのIPアドレス「221.114.249.226」とは一体何者なのか。調べてみたところ、テレビ朝日映像株式会社、通称ViViA(ヴィヴィア)という会社であることが判明した。

tvasahi
http://whois.nic.ad.jp/cgi-bin/whois_gw?key=221.114.249.226

そういえば編集履歴にテレ朝関連の記事がたくさんあったのはこれで納得。しかし、なぜテレ朝の関連会社が警視庁の不祥事をなかったことにしようとしているのか。もしかすると映像制作以外にそのような仕事も受注しており、ホットリンク社のように暗躍しているのかもしれない。マスコミにとって警察は貴重な情報源なので、このようなサービスをすることで特ダネを流してもらいやすくするとか…。

可能性を考えていくと尽きないが、情報が操作されていることだけは確かだ。しかし、今や小学生でもタブレット端末、Twitterを使いこなすほどネット文化が発達しているのだから、このようなもみ消しが通用するわけがない。不正なことをするとその情報はすぐに拡散してしまうからむしろ逆効果なのではないか。

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