『吸血鬼』(きゅうけつき)は、江戸川乱歩の著した長編探偵小説である。1930年(昭和5年)9月から1931年(昭和6年)3月まで、『報知新聞』に掲載された。 いわゆる明智作品の一つであり、吸血鬼のような冷酷な犯人と、名探偵明智小五郎の対決を描く。 ポプラ社の少年探偵団シリーズでおなじみの小林少年は、この作品で初めて登場する。また、ポプラ社版では結末の部分が一部カットされている。