「南くんが恋人!?」主演・飯沼愛の高校時代「練習が嫌になったことも」…なぜ彼女はプレッシャーに強いのか
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「大役をいただいたことに、うれしさ半分、驚き半分でした」
飯沼愛さんは、名作ラブコメディー「南くんの恋人」のリメイク版で、現在放送中のドラマ「南くんが恋人!?」(テレビ朝日系、火曜午後9時)で、主人公の女子高生・堀切ちよみを演じている。(読売中高生新聞7月26日号掲載、購読は こちら )
過去に何度もドラマ化されてきた「南くんの恋人」。ちよみ役は、高橋由美子さん、深田恭子さんら名だたる俳優が演じてきた。「迷いながら演じている部分はありますが…南くんに無償の愛をささげる『令和版』のちよみをお届けしたいです」とはにかんでみせた。
今作は、八木勇征さん演じる恋人の南くんが突然、15cmに縮んでしまうという設定。大きさの違う2人のシーンはコンピューターグラフィックス(CG)合成で作るため、実際は1人で撮影していることも多いとか。キスシーンなどでも「『南くんと一緒!』と思い込んで演技しています。本当に2人でいるような空気感が伝わったら、本望です」と語る。
経験を糧に
デビューしたのは3年前。高校2年の時、TBSのオーディションプロジェクト「私が女優になる���_」に応募し、約9000人の頂点に輝いたことがきっかけだった。
俳優を目指す前は、バスケットボール部に所属し、副キャプテンを務めたこともある。夏休みも部活
歩みをたどれば、その言葉の重みがずしりと響く。テレビカメラが密着する中で行われたオーディション、ドラマ初出演にして主演……。プレッシャーがかかる場面で力を出し切り、成果をあげる上で、中高生時代の経験は大きな力になったに違いない。
今や若手最注目の女優に成長しつつある。「ステップアップできるように、毎日を大切に過ごしていきたい。この作品を乗り越えた後、どう変わっているのか、自分自身も楽しみです」
文・星野達哉 写真・桐山弘太
いいぬま・あい 2003年8月5日生まれ。香川県出身。ドラマで活躍する女優を発掘、育成するTBSのプロジェクト「私が女優になる日_」で21年、約9000人の中からグランプリに選ばれ、ドラマ「この初恋はフィクションです」で主演デビュー。主な出演作に「パパとムスメの7日間」「VIVANT」「マイ・セカンド・アオハル」など。