「柚木さんちの四兄弟。」で初主演の藤原大祐、「弟たち」との仲を深めることができた理由

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 事故で両親を失った4人兄弟が、様々な問題を乗り越える姿を描くNHKの連続ドラマ「 柚木ゆずき さんちの四兄弟。」(月~木曜午後10時45分)で、テレビドラマ初主演を果たした藤原大祐さん。高校で教師をしながら、小学生と中学生の弟たちの面倒を見るしっかり者の長男、 はやと を演じている。(読売中高生新聞6月7日掲載、購読は こちら

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藤原大祐さん
藤原大祐さん

 「寝る時以外役から離れられないし、スケジュールも大変です」と、主役ならではの苦労を口にする。ただ兄弟役の4人は、撮影前からトランプゲームなどで交流を深め、今や本物の兄弟のように仲が深まっているそう。「演じているというより、お兄ちゃんでいるだけ、という感覚です」。自身は一人っ子だが、「弟たち」との穏やかな時間が、ドラマ初主演の緊張を和らげているようだ。

 「普通を描いた温かい雰囲気のドラマ。一緒に生活している気持ちになってもらえたら」と、柔らかな笑顔で見どころを語る。

顔を隠して音楽活動始めて…

 小学生の時はサッカー、中学ではバスケットボールに熱中した。その中で、「唯一続けてこられた」のが、2歳半から始めたピアノだ。「ピアノは体の一部。帰宅して座るのはピアノのいすなんです」

 5年前に事務所に所属し、俳優としてデビュー。ドラマや映画に相次いで出演し、演技の道を順調にステップアップする かたわ ら、音楽活動にも力を��れる。

 音楽活動を始めた当初はシンガー・ソングライター「 TiUティーユー 」を名乗り、顔は一切出さずに勝負した。2022年から、様々なアーティストと組んで自ら作詞・作曲した楽曲をSNS上に発表して注目を集め、昨年10月、20歳を迎える前日にメジャーデビュー。そこでようやく正体を明かした。

 「表現者として、お芝居と音楽という一生追い求めたいものに出会った。この二つを突き詰める人生にしたい」。自らの演技で、音楽で、見る人、聴く人を幸せにすることが夢だ。

(文・武田裕芸 写真・若杉和希)

  ふじわら・たいゆ  2003年10月5日生まれ。東京都出身。19年から芸能活動を始め、20年にTBS系ドラマ「恋する母たち」などに出演。映画では22年の「追想ジャーニー」で初めて主演を務めた。ジャズピアノと歌が得意で、シンガー・ソングライターとしても活動しており、今年2~3月にはワンマンライブを成功させた。

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