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オカムラ、重量9kgのオフィスチェア「CYNARA」。50%軽量化

オカムラは、シンプルかつ軽量な構造で、環境に配慮したオフィスシーティング「CYNARA(シナーラ)」を、11月に発売する。価格はデザインアームタイプが76,000円から、肘なしタイプが66,900円から。

デザインアームタイプ
肘なしタイプ

スイスのデザイン会社「b4K」のデザイナー Andreas Krob氏と、ドイツのエンジニアであるJoachim Brüske氏との共同開発。軽快なデザインかつ軽量設計で省資源を追求し、従来商品と比べ、構造体部品重量を約50%削減。製造・配送時のCO2排出量を約35%削減した。

薄くシンプルな機構として部品も極力減らした結果、製品重量は約9kg。同社従来製品との比較で約50%軽量化し、世界最軽量のタスクシーティングとしている。

名前の由来は1927年にイギリスで建造されたヴィンテージヨット「CYNARA」。優美なデザイン性と造船技術の高さから別名「海の貴婦人」ともよばれ、本製品の美しい形状と機能とのマッチングを表す名称として採用したという。

背座一体シェルを採用したシンプルなデザインとし、骨盤が立ち背骨がS字ラインになる設計で姿勢をサポート。メッシュは透け感がありながらも風合いがあり、中空形状のキャスターがより軽快なイメージを高めている。

くるぶしを中心として背と座がシンクロしてスライドする「アンクルチルトリクライニング機構」に加え、リクライニングの反力調整が必要のない「スマートアンクルチルトリクライニング」を開発。さまざまな人に対応するスマートなメカニズムを実現した。

本体カラーはスタンダードカラータイプがブラック、ホワイト、ダークグレーの3色。アクセントカラータイプがセージ、ダークグリーン、オレンジレッドの3色で計6色が用意される。

初年度販売目標は4億円。