2024年9月25日
東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:山村 明義、以下:「東京メトロ」)は、社内業務のDX推進を目的とし、2024年10月下旬から、生成AIを活用した社内向けヘルプチャットシステム(以下、「本システム」)の導入を開始します。
本システムは、社員が業務を実施するうえで生じる不明点や疑問点に対し、RAG技術※1により、あらかじめ登録した社内文書情報等の外部情報から生成AIが該当情報を検索し、回答を生成して提示する機能を備えたシステムです。また、社員が社内文書情報を登録する際、本システムでは自動的に社内文書情報の構造化処理※2を実施します。これにより、社員は効率的に文書の新規登録及び更新作業を実施することができ、容易に文書情報を最新状態で維持することが可能になります。
※1生成AIのモデル構築時に学習した情報以外の外部情報を検索し、その情報を基に回答を生成する技術
※2登録する文書の図表を生成AIが識別できる文字列に変換する処理
さらにシステムの内部では、社内文書情報の分野ごとのチャットボットと、一般的な情報に関するチャットボットの双方を構築するため、質問に対してより精度の高い回答を生成でき、スピーディーかつ効率的な業務遂行への変革を図ります。
本システムの導入により、社員による業務生産性が向上し、それに伴って生み出される、デジタル技術を活用した業務変革や新たな企業価値の創出が期待できます。今後も、東京メトロでは積極的に生成AI技術を取り入れ、通常の資料作成業務やシステム・アプリの内製開発におけるコード生成業務等を効率化し、さらなるお客様サービスの向上につなげてまいります。詳細は別添ファイルをご参照ください。
生成AIを活用した社内向けヘルプチャットシステムを導入し、DXによる業務変革と新たな企業価値の創出を目指します.pdf(PDF:688 KB)
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