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新演出

ヴェルディ《アイーダ》

Aida - Verdi

上映期間
2025年228日(金)~36日(木)

※東劇のみ3/13(木)までの2週上映

戦いと愛憎に翻弄される恋人たちの悲恋!古代エジプトを舞台に、ヴェルディの円熟の音楽が彩る「オペラのなかのオペラ」を新演出で!

敵国エジプトの将軍ラダメスと恋に落ちたエチオピア王女アイーダ!恋と戦争に翻弄されるヒロインの運命を壮大にそして繊細に描いたヴェルディの大人気オペラがMETで36 年ぶりの新演出!有名な〈凱旋行進曲〉が鳴り渡る「凱旋の場」は圧巻!情感豊かなA・ブルー、円熟のP・ベチャワ、艶やかで情熱的なJ・クタージの三角関係は声とドラマの最高のケミストリー。Y・ネゼ=セガンの鮮やかな心理描写、M・メイヤー演出の豪華な舞台で、「オペラのなかのオペラ」が極まる。

指揮:
ヤニック・ネゼ=セガン
演出:
マイケル・メイヤー
出演:
エンジェル・ブルー、ユディット・クタージ、ピョートル・ベチャワ、クイン・ケルシー、ディミトリ・ベロセルスキー、モリス・ロビンソン
上映時間:
約3時間25分(休憩1回)
MET上演日:
2025/1/25
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《アイーダ》のあらすじ

ファラオの時代のエジプト。エジプトとエチオピアが戦いに明け暮れている。エジプトの捕虜となり、身分を隠して王女アムネリスづきの奴隷になっているエチオピアの王女アイーダは、敵方の将軍ラダメスと恋に落ちていた。やはりラダメスを愛しているアムネリスは、二人の仲を疑う。ラダメス率いるエジプト軍がエチオピアに勝利し、凱旋してくるが、捕虜の中にはアイーダの父でエチオピア王アモナズロの姿もあった。再起を狙うアモナズロは、アイーダを使ってラダメスからエジプト軍の進路を聞き出す。反逆罪で捕らわれたラダメスは、アムネリスの助けも拒んで神殿の地下牢に閉じ込められるが、そこへアイーダが現れ…。     text by 加藤浩子

第1幕

古代エジプト。将軍ラダメスは、身分を隠して女奴隷となっているエチオピア王女アイーダとひそかに愛し合っている。しかしエジプト王女アムネリスもラダメスを愛しており、アイーダが恋敵と疑っている。ラダメスはエチオピア征伐軍の総司令官に任命され、戦地へ向かっていく。

第2幕

アムネリスはアイーダにラダメスとの関係を白状させ、怒りを露わにする。
エチオピアとの戦いに勝利を収めたエジプト軍が凱旋する。エチオピア人の捕虜のなかにアイーダの父のアモナズロもいた。なんでも望みを叶えると言うエジプト王にラダメスは捕虜の解放を願い出る。エジプト王はアイーダの父を人質とするという条件で、他の捕虜を釈放する。また、褒美としてラダメスにアムネリスを与えると宣言する。

第3幕

傷心のアイーダのもとにアモナズロが現れ、ラダメスからエジプト軍の進路を聞き出すように命じる。ラダメスはアイーダに愛を誓い、二人でエジプトを離れるための逃げ道として軍の進路を告げてしまう。そこに再びアモナズロが現れ、自らの身分を明かしてラダメスにエチオピアへ逃げようと勧める。だがアムネリスらに見つかり、ラダメスは二人を逃がして捕らえられる。

第4幕

ラダメスは生き埋めの刑を言い渡される。アムネリスはラダメスにアイーダが行方不明であることを告げ、自分の愛を受け入れれば助命しようと提案する。ラダメスはそれを拒否し、地下牢に閉じ込められる。牢にはアイーダが潜んでいた。二人は天国で結ばれることを願いながら息絶える。

キャスト&スタッフ

  • ヤニック・ネゼ=セガン

    Yannick Nézet-Séguin

    《指揮》

     

    ヤニック・ネゼ=セガン

    Yannick Nézet-Séguin

    《指揮》

    歌手や楽器奏者と堅い信頼関係を築き、音楽の潜在力を引き出してドラマを活き活きと構築する指揮者。1975年生まれのフランス系カナダ人で、指揮、ピアノ、作曲、室内楽を学び、C・M・ジュリーニに師事。フィラデルフィア管音楽監督等を歴任後、2018年9月からMET第3代音楽監督を務めている。24年、METオーケストラを率いて来日し、深い探求心と音楽愛に根差した躍動感あふれる音楽を聴かせた。今季LVは《グラウンデッド》《トスカ》《サロメ》にも登場する。

  • マイケル・メイヤー

    Michael Mayer

    《演出》

     

    マイケル・メイヤー

    Michael Mayer

    《演出》

    ブロードウェイの鬼才だがオペラから古典演劇、映画までダイナミックに魅せる。1960年、米メリーランド州で生まれ、俳優活動を経て演出家に。2007年、『春のめざめ』でトニー賞ミュージカル最優秀演出賞を受賞。METデビューとなったLV12-13の《リゴレット》は、舞台を60年代のラスべガスに移し替え、LV18-19の《マーニー》は映画のようにリアルに描写した。同シーズンの《椿姫》では、設定は19世紀パリのまま深化を追求した。今季LVは《グラウンデッド》MET初演も演出。

  • エンジェル・ブルー

    Angel Blue

    《ソプラノ》

     

    エンジェル・ブルー

    Angel Blue

    《ソプラノ》

    アイーダ

    芯がある声を、強い響きから極上のピアニッシモまで自在に操るソプラノ。1984年、カリフォルニア州で生まれ、UCLAで音楽修士号を取得した。ロサンゼルスの若手アーティスト育成プログラムに参加後、国際的キャリアをスタート。METデビューは2017年、《ラ・ボエーム》のミミ役。同時期にスカラ座や英国ロイヤル・オペラなどに次々と進出する。LVはでは19-20《ポーギーとベス》と23-24《つばめ》のような対極にある作品を、それぞれ鮮やかに歌った。

  • ユディット・クタージ

    Judit Kutasi

    《メゾソプラノ》

     

    ユディット・クタージ

    Judit Kutasi

    《メゾソプラノ》

    アムネリス

    ドラマティックな深い声を自在に操るメゾソプラノ。ルーマニア系ハンガリー人で、ルーマニア西部のティミショアラ生まれ。イオン・ヴィドゥ国立芸術大学で声楽、ピアノ、チェロを専攻し、オラデア大学とクルージュ=ナポカのゲオルゲ・ディマ音楽アカデミーでさらに学んだ。2013から16年、チューリッヒ歌劇場に所属して経験を積み、近年、ヴェルディ歌手として世界的に頭角を現した。LV23-24の《運命の力》プレツィオジッラ役がMETデビュー。

  • ピョートル・ベチャワ

    Piotr Beczała

    《テノール》

     

    ピョートル・ベチャワ

    Piotr Beczała

    《テノール》

    ラダメス

    情熱的な歌唱で聴き手をとりこにするリリック・テノール。1966年、ポーランド生まれ。母国で学んだ後、97年からチューリッヒ歌劇場に所属。たちまち国際的に認められ、2006年、《リゴレット》のマントヴァ公爵役でMETデビューした。METを象徴するテノールと認識され、11年の来日公演でも《ランメルモールのルチア》と《ラ・ボエーム》に出演。近年、劇的な歌唱力を深めている。LV登場回数も多く、近年は《ローエングリン》の題名役や《カルメン》のドン・ホセ役を熱唱した。

  • クイン・ケルシー

    Quinn Kelsey

    《バリトン》

     

    クイン・ケルシー

    Quinn Kelsey

    《バリトン》

    アモナズロ

    圧倒的な響きを作りながら深い性格的表現をこなすバリトン。1978年にハワイのホノルルで生まれ、合唱を経験後、ハワイ大学マノア校で声楽を専攻した。その後、サンフランシスコ・オペラ・センターやシカゴ・リリック・オペラのプログラムで学ぶ。METデビューは2008年、《ラ・ボエーム》のショナール役。METには多数出演し、LVは18-19《椿姫》のジェルモン役のほか、21-22の《リゴレット》の題名役も印象深い。今季LVは《トスカ》のスカルピア役も歌う。

  • ディミトリ・ベロセルスキー

    Dimitry Belosselskiy

    《バス》

     

    ディミトリ・ベロセルスキー

    Dimitry Belosselskiy

    《バス》

    ラムフィス

    圧巻の重量感を誇る力強く深い声を格調高く響かせるバス。1975年、ウクライナのパヴロフラットで生まれ、モスクワで学んだ。同地の修道院の合唱や、ボリショイ劇場のソリストなどを経験後、ミラノ・スカラ座やザルツブルク音楽祭をふくむ世界の主要オペラ・シーンに進出し、国際的なキャリアを歩む。METデビューは2011年、《ナブッコ》のザッカリア役。LV出演も多く、23-24でもザッカリア役を歌った。LV18-19の《アイーダ》ラムフィス役も絶賛された。

  • モリス・ロビンソン

    Morris Robinson

    《バス》

     

    モリス・ロビンソン

    Morris Robinson

    《バス》

    エジプト国王

    喜劇的な役に生命を注ぎながら音楽的に歌えるバリトンの名脇役。1974年、ニューヨーク州ニューバーグで生まれ、米カトリック大学、イェール大学音楽学部で声楽を学ぶ。その後、サンタフェ・オペラで研鑽を積んだ。リチャード・タッカー・キャリア助成金やジョージ・ロンドン賞などを受賞後、METデビューは1999年、《リゴレット》のチェプラーノ伯爵役。その後、出演は450回におよぶ。LV23-24は《運命の力》にメリトーネ修道士役で出演した。

上映劇場

  • ※下記は、METライブビューイング シーズン上映の上映劇場です。
  • ※座席指定券の発売スケジュールは各上映劇場にお問合せ下さい。
  • ※すべて日本語字幕付き。
地域 劇場名 TEL 上映開始時間(1日1回上映) 劇場Webサイト
北海道 札幌シネマフロンティア TEL:011-209-5400 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
宮城 MOVIX仙台  TEL:050-6865-6205 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
千葉 MOVIX柏の葉 TEL:​050-6865-3401 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
埼玉 MOVIXさいたま TEL:050-6865-4351 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
埼玉 T・ジョイエミテラス所沢NEW TEL:04-2909-9250 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
東京 東劇  TEL:03-3541-2711 上映開始時間:11/8(金) 14:30※
11/9(土)~14(木) 14:15/18:35
11/15(金)~21(木) 13:40/18:05
※11/16(土)のみ 17:30

※11/8(金)14:30の回は20分程度の作品解説のあと、15:00より本編上映を開始いたします。
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東京 新宿ピカデリー TEL:050-6861-3011 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
東京 MOVIX昭島 TEL:050-6861-0325 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
東京 109シネマズ二子玉川 TEL:0570-077-109 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
東京 T・ジョイPRINCE品川 TEL:03-5421-1113 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
神奈川 109シネマズ川崎 TEL:0570-007-109 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
神奈川 横浜ブルク13 TEL:045-222-6222 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
神奈川 109シネマズ湘南 TEL:0570-016-109 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
愛知 ミッドランドスクエア シネマ  TEL:052-527-8808 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
京都 MOVIX京都 TEL:050-6865-3125 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
大阪 大阪ステーションシティシネマ TEL:050-6861-8100 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
大阪 なんばパークスシネマ TEL:050-6864-7125 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
兵庫 kino cinéma 神戸国際 TEL:078-230-3580 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
広島 109シネマズ広島 TEL:0570-002-109 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
福岡 kino cinéma天神 TEL:092-406-7805 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する
熊本 熊本ピカデリー TEL:050-6861-7645 上映開始時間:決定し次第お知らせいたします。 チケットを購入する

鑑賞料金

一般料金

3,700円(税込)

学生料金

2,500円(税込)

特別鑑賞
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9,600円(税込)

  • ※一回鑑賞券3枚セット

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  • 販売期間:2024年8月23日(金)~2025年7月16日(水)
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