オブジェクト指向でもっとも重要な責務の割当にフォーカスした責務駆動設計について書かれた数少ない本です。他にはGRASP原則について触れている実践UML 第3版 オブジェクト指向分析設計と反復型開発入門」、
CRCカードに説明している実践CRCカード―ロールプレイとブレーンストーミングによる大規模システム開発手法 (Object Technology Series)がありますが、詳しく踏み込んだ物についてはこれが唯一の本です。
ただ、この本はこういう物なのか、訳が悪いのか分からないが、「実践UML」やユースケース駆動開発実践ガイド (OOP Foundations)と違って、読んだだけでは頭に残りにくいです。
考えを身につけるには、実際にオープンソースのコードからオブジェクト図やクラス図を書いて、ロールステレオタイプを当てはめてみたり、オブジェクトが連動する様子を文章で表したり、設計でロールタイプを意識する作業を根気よく続ける必要があるでしょう。また、何度も本を読み返して、ノート等に書き留める等して十分咀嚼する必要があります。
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オブジェクトデザイン: ロール、責務、コラボレーションによる設計技法 単行本 – 2007/9/1
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ソフトウェア開発者が押さえておくべき設計の基本+考え方+実践法
本書は、オブジェクト指向設計の入門/実践書です。オブジェクトのロール(役割)、
責務、コラボレーションに着目したソフトウェア設計法を、概念図や事例、
CRCカードなどを用いて、非常にわかりやすく解説しています。
オブジェクト指向プログラミングの経験を問わず、オブジェクト指向設計の基本を
しっかりと理解することができます。著者の経験に基づいた設計のガイドライン、
オブジェクトの見つけ方や相互作用に対する考え方、デザインパターン適用時の
検討ポイント、わかりやすい設計の記述方法など、実践的かつ幅広く
応用できる内容になっています。
本書は大きく2つの部分で構成されています。
前半の6章では、責務駆動設計の中心的原理とテクニックを紹介しています。
これらの章を読むことによって十分な下地を得られるはずです。
・第1章「設計概念」
・第2章「責務駆動設計」
・第3章「オブジェクトを見つける」
・第4章「責務」
・第5章「コラボレーション」
・第6章「制御スタイル」
後半の4章では、設計を行う際に遭遇する課題を探求します。各章では、前半で
示した設計概念や設計テクニックに基づいた特定のトピックを対象としています。
・第7章「コラボレーションの記述」
・第8章「信頼性の高いコラボレーション」
・第9章「柔軟性」
・第10章「設計について」
本書は、オブジェクト指向設計の入門/実践書です。オブジェクトのロール(役割)、
責務、コラボレーションに着目したソフトウェア設計法を、概念図や事例、
CRCカードなどを用いて、非常にわかりやすく解説しています。
オブジェクト指向プログラミングの経験を問わず、オブジェクト指向設計の基本を
しっかりと理解することができます。著者の経験に基づいた設計のガイドライン、
オブジェクトの見つけ方や相互作用に対する考え方、デザインパターン適用時の
検討ポイント、わかりやすい設計の記述方法など、実践的かつ幅広く
応用できる内容になっています。
本書は大きく2つの部分で構成されています。
前半の6章では、責務駆動設計の中心的原理とテクニックを紹介しています。
これらの章を読むことによって十分な下地を得られるはずです。
・第1章「設計概念」
・第2章「責務駆動設計」
・第3章「オブジェクトを見つける」
・第4章「責務」
・第5章「コラボレーション」
・第6章「制御スタイル」
後半の4章では、設計を行う際に遭遇する課題を探求します。各章では、前半で
示した設計概念や設計テクニックに基づいた特定のトピックを対象としています。
・第7章「コラボレーションの記述」
・第8章「信頼性の高いコラボレーション」
・第9章「柔軟性」
・第10章「設計について」
- 本の長さ459ページ
- 言語日本語
- 出版社翔泳社
- 発売日2007/9/1
- ISBN-104798109037
- ISBN-13978-4798109039
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登録情報
- 出版社 : 翔泳社 (2007/9/1)
- 発売日 : 2007/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 459ページ
- ISBN-10 : 4798109037
- ISBN-13 : 978-4798109039
- Amazon 売れ筋ランキング: - 516,793位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 11,435位電気・通信 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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5グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
設計の基本や考え方をわかりやすく説明したオブジェクト設計の参考書です。
初心者より、ある程度の経験者に薦めたい本です。
私は、現場でなんとなく覚えてきた設計スキルが整理され、より高いレベルの設計への参考になりました。
第1章「設計概念」が、この本のエッセンスだと思います。
オブジェクトは:
・情報を知っている
・サービスを提供する
・判断する(判断ルールを知っている)
・他のオブジェクトとの結びつきを維持する
オブジェクトが演じる典型的な役割(ロール)は:
・情報提供者
・オブジェクト間の関係の維持役
・加工や計算などの付加価値サービスの提供者
・調整役 (適切なオブジェクトにタスクを委譲する)
・制御役 (判断を行い、他のオブジェクトにアクションを指示する)
・インタフェース役 (異なる世界のオブジェクト間の通信を取り持つ)
オブジェクトの共同作業(コラボレーション)は:
・レイヤアーキテクチャで役割分担する
・集中型制御でコラボする
・分散型制御でコラボする
・委譲型制御でコラボする
第2章「責務駆動設計」と第3章「オブジェクトの見つけ方」は、
設計の進め方を具体的にガイドしてくれます。
第5章「コラボレーション」、第8章「信頼性」、第9章「柔軟性」をきちんと
理解し、実践できれば、かなりハイクラスの設計者だと思います。
個人的には、原書が気に入っています。
表紙のデザインや2色ずりのページのデザインが洗練されていて、ちょっとかっこいいです。
初心者より、ある程度の経験者に薦めたい本です。
私は、現場でなんとなく覚えてきた設計スキルが整理され、より高いレベルの設計への参考になりました。
第1章「設計概念」が、この本のエッセンスだと思います。
オブジェクトは:
・情報を知っている
・サービスを提供する
・判断する(判断ルールを知っている)
・他のオブジェクトとの結びつきを維持する
オブジェクトが演じる典型的な役割(ロール)は:
・情報提供者
・オブジェクト間の関係の維持役
・加工や計算などの付加価値サービスの提供者
・調整役 (適切なオブジェクトにタスクを委譲する)
・制御役 (判断を行い、他のオブジェクトにアクションを指示する)
・インタフェース役 (異なる世界のオブジェクト間の通信を取り持つ)
オブジェクトの共同作業(コラボレーション)は:
・レイヤアーキテクチャで役割分担する
・集中型制御でコラボする
・分散型制御でコラボする
・委譲型制御でコラボする
第2章「責務駆動設計」と第3章「オブジェクトの見つけ方」は、
設計の進め方を具体的にガイドしてくれます。
第5章「コラボレーション」、第8章「信頼性」、第9章「柔軟性」をきちんと
理解し、実践できれば、かなりハイクラスの設計者だと思います。
個人的には、原書が気に入っています。
表紙のデザインや2色ずりのページのデザインが洗練されていて、ちょっとかっこいいです。
2008年10月3日に日本でレビュー済み
「組込みソフトウェア開発のための オブジェクト指向モデリング」
に責務駆動が紹介されており、丁度この本を見つけたので、購入してみました。
内容は、作業をする上での考え方などが書かれた貴重な本で、
責務駆動の内容以外にも、非常に示唆に富んでおりそういう意味で言えば、良書です。
ただし評価が星三つなのは、翻訳が最悪です。
機械翻訳を簡単に手直ししただけではないのかという訳で、日本語として意味の通じ無い
箇所がかなりあり、非常に読みづらかったです。
結局、元の英文を想像しながら、再度日本語を考えるという不毛な作業をすることになりました。
正直、英語は苦手ですが、原書を買えばよかったと後悔するほどです。
ただし内容については、大変良い本だと思います。
責務駆動について知りたい方だけでなく、独学でオブジェクト指向設計を学んでいる方
にとっても役に立つ内容なのではないでしょうか。
に責務駆動が紹介されており、丁度この本を見つけたので、購入してみました。
内容は、作業をする上での考え方などが書かれた貴重な本で、
責務駆動の内容以外にも、非常に示唆に富んでおりそういう意味で言えば、良書です。
ただし評価が星三つなのは、翻訳が最悪です。
機械翻訳を簡単に手直ししただけではないのかという訳で、日本語として意味の通じ無い
箇所がかなりあり、非常に読みづらかったです。
結局、元の英文を想像しながら、再度日本語を考えるという不毛な作業をすることになりました。
正直、英語は苦手ですが、原書を買えばよかったと後悔するほどです。
ただし内容については、大変良い本だと思います。
責務駆動について知りたい方だけでなく、独学でオブジェクト指向設計を学んでいる方
にとっても役に立つ内容なのではないでしょうか。
2008年1月24日に日本でレビュー済み
オブジェクトの役割、責務、コラボレーションに着目したソフトウェア設計法(Responsibility Driven Design:RDD)を明快に解説。著者の説明は常に明快で分かりやすく、理解しにくい箇所はひとつもありません。責務と役割に比重を置きながらオブジェクトを識別し、責務をインターフェイスへ対応付けていく上流工程の解説は秀逸。設計方法論としてはシンプルですが、かなり広範囲に応用性が効く実践的な内容。