Google AdSenseだけで家族を養ってきた僕が、今までやってきたブログ運営術をガチで解説するよ

2013.02.05 | 収益化 | 文章術 | 考える。
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収益化担当なのに、最近、収益化に関する記事書いてないけどネタ切れなんじゃないのという視線を各所からひしひしと感じているゴールドです。ネタが無いわけではなくて、本腰を入れて書くととんでもなく長くなりそうなので今まではなるべく避けてたんですが、仕事が一段落付いたので一度まじめに書いてみようかなぁと。

あぁ、そうそう、タイトルは半分釣り要素が入っているので過度の期待をされても泣いちゃうので、はじめに謝っておきます。うわ、やめろ、空き缶投げんな(´д⊂)‥ハゥ

–追記–

期待してこの記事を読んでくれている(検索エンジンから訪れてくれている)方向けに、2018年11月現在、最新のGoogle AdSenseで収益を上げるための情報を網羅した書籍をご紹介します。


Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]

WP-Goldの友人の4人が、持っているノウハウをすべて詰め込んだ書籍です。ぜひチェックしてみてください。

–追記ここまで–

1.なにはなくともまずページビュー

とにかくこれに尽きます。一日数百ページビュー(以下PV)程度では家族で生活できるレベルには程遠いです。最低5000~10000PV/日。できれば2~30000PV/日あれば家族三人+猫ぐらいなら(余程の贅沢をしなければ)普通に生活できるぐらいの収入にはなります。参考になるかわかりませんが、僕のピーク時の総PVは(複数の運営サイトで)月間300万PVを超えていましたが、それで大体60万円~70万円ぐらいの収益でした(今はPVも収益もそんなに無いけどね)。ただ、これだけのアクセスを捌くための強固なサーバーを借りてこなければいけないので、それなりの運営コストも同時にかかります。

では、どうしたらそこまでのPVを集めることができるのかというのが次の項のテーマです。ただ、裏技的なことやテクニック的なことはほとんど解説していないので、その手の情報が欲しい人はこれから下を読んでも面白く無いと思います。

2.どうやって人気ブログに仕上げるか

実はやることはシンプルで「良質なコンテンツ」「継続して長期間投稿する」ことだけです。毎日、自分の出せる情報を最大限提供して、訪問者に対して書き手の信用度をアップさせていくだけです。始めて数日で万単位のPVになるわけ無いんです。

でもね、現実的に自分の考え(持論)や書評、ネタなど、文章で人を集められる人はごく少数です。それだけで一日10000PVを超えるような人(ブログ)は、はっきり言って怪物です。怪物を目指すのも悪く無いですが、非常に長く険しい道程になります。全員が全員、虚構新聞にはなれないのです。だから多くの人は道半ばで心が折れてしまうわけです。

ではどうしたらいいかというと、まず最初は「自分の得意分野」に特化したお役立ち情報を提供してみましょう。その日に食べたランチの記事なんて必要ありません。とにかく読んだ人が一箇所でも頷いてくれるような内容を心がけましょう。自分の得意分野に特化する必要性を挙げたのは、それがあなたのオリジナリティであり他の人にないユニークさだからです。そして、そのユニークさも伝え方次第で大きく変わってきます。伝えたい内容を明確に表現することが重要です。自分の伝えたいことが相手に伝わらなければ、せっかく書いた記事も無駄になってしまいます。最初からこんなことを書くのは気がひけるのですが、基本的に自分が伝えたいことの半分も読者には伝わりません。でも明確さを意識しながら記事を書き続けることで、必ずあなたの文章力は上がっていきますので諦めずに心折れることなくとにかく続けてください。

ユニークネスな記事が自在に書けるようになってきたら、次はその記事が「誰得」なのかを考えてみましょう。いくら自分自身で「これは役に立つぜ、フフン」と思っていても、社会的に必要とされていない記事では多くのアクセスは見込めません。この記事を読むことにより、誰が利益を得る(お金だけではなく知識的にもより良くなる)のかを認識してテーマを決めたり文章を書いたりする事で、読者に価値を提供できます。提供している価値を求める人が多ければ多いほど、結果としてPVに跳ね返ってくるのです。

ユニークネス x 明確さ x 得した人の量=ページビュー

公式にするとこんな感じでしょうか。ちなみに掛け算なので、どれかが0であれば結果はゼロになります。(まぁ、0ってことはないと思いますが、係数が0.5とかだと総数も減ってきます)

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h2>3.ライバルはどうなのよ?

実は1と2がしっかりとできていればライバルなんて気にしなくても全然OKなのですが、完全にできるようになるまでは時間が必要になると思いますので、この辺も書いていきます。

まぁ、平たく言えば「他人と同じ事やっててどうすんの?」ってことなんです。あーあー、これ言ったら叩かれそうだけど(別にdisってるわけじゃないですよ、僕もMacとかiPhoneとか使ってるし)、なんでApple好きのブロガーは揃いも揃ってMacBook Proのハック術やiPhoneアプリの解説をコンテンツに含めるの?って事です。よほど詳しく書いてあったり、一番最初に発見したというのであれば話は別ですが、誰かがどこかで書いているような内容を今さら載せても埋もれるだけなんですよ。他人と同じ事をやっ��いてもしょうがないんです。

せめて切り口だけでも変えてください。

だから、僕は「ありきたりなGoogle AdSenseの攻略法」を、僕にしか書けない切り口でブログ論から書いているんです。本題に入る前に2,000文字もお経のように唱えているわけです(追記:本題に入る前に3,000文字でした)。

4.とかいいつつ鉄板のジャンルを載せてみる

あくまでも参考です。みんながやると鉄板じゃなくなりますが、こんな考え方があるよとでも思っていただければ。

I.イノベーティブな家電の解説(ex:スマートフォン、ルンバなど)

スマートフォンやロボット掃除機など、革新的で今まで無かった技術が一般的になった際に、それをテーマにしたブログを作成すると大きなアクセスを呼び込める可能性があります(いや、ルンバで呼べるかはわからないけどイノベーティブという点で事例に入れました)。誰もやっていないからスタートはみんな一緒で、どれだけ詳しく、あなたの個性を入れて、読者の求める情報(特に使い方や使用感)を大量に投下することで、そのジャンルのトップレベルに位置することができます。最近だと電子書籍とかどうなんでしょうねぇ。もうやってる人もいるけど、専門サイトってそんなに多くはないと思うんですが。この記事書いてる時に( ゚д゚)ハッ!irohaなんていいじゃんて思ったのは内緒。

II.海外情報(最新のマーケティングとか)を翻訳、あるいはその逆

僕には残念ながらできませんが、語学が堪能な人は海外から最新のマーケティング理論などを仕入れてきて、わかりやすく和訳して載せてあげるだけでアクセスを集めることができます。また逆にイタリアやフランスやロシアでは本来の意味での「Cool Japan」で、日本の文化が大流行していますから、その国の言葉に翻訳して日本文化を解説するコンテンツ(神社仏閣でもアニメでも初音ミクでもいいじゃない)を提供してあげれば喜ばれると思いますよ。

III.動物(特に猫や犬)

ぬこかわいいよ、ぬこ。

他にも国別の経済分析とか、語学の(独特な)勉強法とか、自分の得意分野を活かせて他人を喜ばせることができる分野って数多くあると思うので、いろいろと自分自身を深堀りしたり、世間を見渡してみてはいかがでしょう。

5.文章の書き方のコツ

僕の前々回の投稿を参照してくださいね→アクセスがたくさん集まるブログを作るための12の心得(とりあえず)

ここまで長かったですが、次からやっと本題です。たぶんここからも長いので、一旦トイレにでも行ってすっきりして、コーヒーでも淹れて後半戦に備えましょう。

6.グーグルアドセンスの肝は配置とサイズ

はーい、先生これから大事なこと言うからメモしてねー。テストに出るよー。

い)目立つことは正義
ろ)大きいことは正義
は)多いことは正義

というわけで、具体事例を(この記事のために)作ったので、見ながら解説していきますよ。※クリックしたら大きな画像が出るようになっています。

I.ビックバナー上下 サイドバーレクタングル(中)パターン

II.レクタングル上下&ソーシャルボタン

III.僕がよく使っているパターン

まぁまぁ、ブログのデザインに合わせてどのパターンでも構わないんですが、一つ一つポイントを解説していきます。

い)目立つことは正義→広告は目に付く位置に配置する

クリック率が高いのは記事上と記事下です。ここは鉄板なので余程の運営ポリシーが無い限り貼っておきましょう。サイドバーの上部も視界に入るので悪くは無いです。最近流行りの記事上のレクタングル+ソーシャルボタンはファーストビューが広告しか見えないという点で、読者視点で考えるとあまり良い配置ではないのかもしれませんが、結果的には効果が出ているようなので、この辺は運営者の考え方で決めていただければ良いのかと。

ろ)大きいことは正義→広告は大きいサイズを

とにかく大きな広告を貼ってください。基本はビックバナーかレクタングル(大)か(中)!ただ、レクタングルに関してはスマートフォン向け広告の増加により(大)よりも(中)の方が広告在庫が多くなっているようです。在庫が多い→オークション単価が上がるということなので、現状はレクタングル(中)の方がお勧めかもしれません。

は)多いことは正義→最大数を貼る

とにかく最大個数を貼りましょう。基本的に1ページに広告ユニットは3つまで掲載できますので、1つあるいは2つしか配置していない人はなんとか3つまで工夫して貼りましょう。あと忘れがちなのがリンクユニットと検索ユニット。これらも最大2つまで配置できます。実はリンクユニットも検索ユニットも意外と収益上げてくれますので、最低1つは配置しておきましょう。

あ、そうそう、もう一つ大事なこと。

「広告が入らないならブログの横幅を変えればいいじゃない」

これ、意外とみんなやらないんですよね。確かにテンプレートを弄るのは面倒だし知識も必要なのですが、あのGoogleさんがなぜそのサイズの広告にしているのかという事を考えれば、やっぱり「一番効果が高い」からだと思うんです���ね。だったら、軍服に身体を合わせればいいんじゃない?ということです、はい。

7.テキスト/イメージは両方表示してね

テキストとイメージを指定して配置してる人って結構多いんですよね。おそらくブログのデザイン等の理由で「ここはテキスト」とか「ここはイメージ」とか分けてると思うんですが、配信される広告はオークションで決められているのでテキスト/イメージを指定することでその中での価格競争になってしまいます。

イメージ広告が表示されるというのはどういうことかというと、そのサイズの広告に表示される(基本的に)一番単価の高い広告が表示、もっと言い替えるとテキスト広告4つ(3つ?)を合わせた金額よりも高い場合にイメージ広告が表示されるわけです。これを分けてしまって別々のオークションにするというのは勿体無いですよね。

8.基本は背景白に青リンク

背景が白のブログなのであれば、基本的にはデフォルトの広告スタイル(カラー)にしておきましょう。人は青で表示されている文字はリンクと認識する場合が多いです。ここでも、あのGoogleさんがなぜそのカラースタイルにしているのかという事を考えてみましょう。もちろん数々のテストの結果、そのカラーリングが一番効果が最大化される可能性が高いからですよね(間違ってたらゴメン)。

なお、背景が白以外の場合は、なるべくブログのカラーに馴染む背景色&テキスト色&リンク色にして、コンテンツの一部だということを読者に印象付けましょう。

9.プレースメントターゲットを活用しよう

プレースメントターゲットとは広告主に対して「僕はここにいる」と大声で叫ぶことです。簡単に言うと、あなたのブログはどんなテーマを扱っていて、訪問者層はどんな感じで、PVは3000ぐらいですよと広告主に教えてあげる機能です。ブログなどに表示されるディスプレイ広告(イメージ広告)は、広告主が「このブログに表示したい!」と決めて出稿することも多いですので、プレースメントを入力しておくことで、単価の高い広告を引っ張ってくることができるかもしれません。

設定方法は・・・、おお、偶然にもこのサイトが詳しく書いているので参考までにどうぞ。
プレースメントターゲット広告とコンテンツターゲット広告

10.効果の薄いユニットを見直そう

結論から言うとヘッダー横のアドセンスはとっとと外してAmazonでも貼っておきましょう。ヘッダー横にアドセンス広告を貼っているブログって結構多いんですが、きちんとチャネル等で効果検証をしてみるとクリック率は高くないということに気付くはずです。そして、これがヘッダーにアドセンスを貼る最大のダメポイントなのですが、アドセンスは上の方から高単価の広告が配信されるということです。

わかります?

単価が高い広告が配信されているにも関わらず、クリック率の悪い広告ユニットというのは機会損失以外の何物でもありません。だから一番クリック率の高い場所に、最初にアドセンスコードを読まれるユニットを配置しておくべきなのです。もちろん、ヘッダー横が一番クリック率が高いのであればそのままで構いませんが、おそらく違うと思いますのでいろいろとテストしてみてください。

あとはサイドバーの下の方に配置してもなんの意味もないですよー(検索ユニットだったら意味あるかもしれませんが)。

11.ソーシャルネットワークとの連動

ここまで骨太にブログを運営してくれば、それなりにファンもできてきてある程度のPVになっていると思います。ここから初めてソーシャルネットワークや各種テクニック的なものを使ってみても遅くありません。TwitterやFacebookページを活用して、さらなるファン獲得に勤しんでください。それによりPVの伸びは加速する可能性が高いです。PVが伸びれば比例して収益も増加します。Likeboxの作り方とか、Twitterとブログの連携方法などは検索してもらえればいろいろと出てくると思います。

ただ、なぜここまでテクニック論を書かなかったかというと、みんな1~5ができていないうちからテクニックを気にし過ぎなんです。ソーシャルボタンの配置はどうだとか、他人が自分のブログについて言及したツイートをリツイートしたらPVが伸びるとか、そんな小さなことを気にしているから、ブログの成長がそこで止まってしまうのです。結局、表面的なPVは伸ばせても役に立たないブログに人は居付かないんですよ。

テクニックはあくまでもカンフル剤というか効果を加速させるもので、エンジンとなる記事の内容が弱ければ結局そのアクセスや収益は長続きしません。

12.稼げるようになってきたら

やることはただ一つ。集中リスクの軽減です。一つのブログや一つのプログラムに収益が集中するというのは大きなリスクです。万が一、そのブログが壊れてしまったら(バックアップから復旧すればいいじゃんとか言わない)、万が一ブームが終わってしまったら、万が一アドセンスという仕組みが無くなってしまったら((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル。

というわけで、複数のブログを作ったり、アフィリエイトに挑戦してみたり、その手の専門家になって講演会を開いたりと収益の分散化を図ることをお勧めしてこの記事を終わりたいと思います。うへー、長かったー。

13.おまけ

もっと細かく知りたければ(ほぼ)公認と思われるGoogle AdSesneの書籍があります。

あと、ゴールドさんのお友達がこんな感じの文章盛りだくさんの書籍を出版するそうです。

【追記2】
ゴールドさんのお友だちがGoogle AdSenseの専門書を出版するそうです。

僕が言うのもなんですが、かなり精神すり減らして書いているようなので、興味のある方はぜひ見てみてください。2014年7月19日発売予定です。

【追記3】
ゴールドさんのお友だちが、さらにGoogle AdSenseの専門書を出版するそうです。


Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]

僕が言うのもなんですが、かなり精神すり減らして書いているようなので、興味のある方はぜひ見てみてください。2018年11月20日発売予定です。

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