Facebookで「写真にタグ付けされました」という通知を見たことがありませんか?
これは、誰かがアップした写真に私のタグをつけると、私の友達全員にその写真が「タグ付けされた写真」としてニュースフィードで告知される仕様になっているからです。 これは、大きな問題につながることもあります。
もしも、だれかが顔を隠したあられもない写真をUPして、それに私のタグをつけたら、私のFacebookでの友達二百数十人に公開されるわけですね。きっと大勢の人がそのあられもない写真を私と勘違いして、喜劇か、すごい喜劇かが生まれることになるでしょう。
そのような事は、多くは悪意ではなくて、単純に拡散するとは思わないでタグを付ける場合がほとんどでしょう。 十数人の繋がりでFacebookを使っている人が、気軽に友達の名前をタグづけたら、その人は数千人の友達を持っている人で、その全員に告知される…いろいろなトラブルが目に見えています。
大勢の人に見せたくない姿をアップされるのはやはり避けたいものです。 さらに、最近ではスパムに利用されることも出てきました。宣伝の写真をアップして、友達が多い人のタグを大量につけるような行為です。
このトラブルは、Facebookのプライバシーの設定でカンタンに防ぐことができますので、ご紹介します。
まず、Facebookの右上から、アカウント→プライバシー設定をクリックすると、このような画面がでてきます。初期設定では、このようになっているはずです。 この上の画面で、一番下の「設定をカスタマイズ」をクリックしましょう。すると下のような画面がでてきます。
この下の方、赤枠部分の「他のユーザーがシェアする情報」の「設定を編集」をクリックしましょう。 すると、このようなポップアップが出てきます。初期状態では、友達の友達、になっているはずです。これを、カスタマイズ、を選択しましょう。 すると、下のような画面に切り替わります。この、対象者を「自分のみ」に変更しまして、「設定を保存」を押しましょう。
これで設定は完了。左上の自分の名前をクリックして自分のプロフィール画面を見ると・・・
普通に出てしまっていますね。これは、設定を誤ったわけではありません。 友達から見ると、タグ付けされた写真は下のように消えています。
Facebookのプロフィール画面、ウォールは、このように見る人との関係によって大きく変化します。
これを見るのは、わざわざ別IDを取らなくても、アカウント→プライバシー設定→設定をカスタマイズから、上の「プロフィールをプレビュー」ボタンを押すと、下のような「特定のユーザーに表示される内容を見る」という画面がでてきます。
ここに、友達の名前を入れると、その人からどう見えるかが確認できます。今回の設定をしていますと、タグ付けの情報は表示されていないはずです。
今回の方法は、「他の人が勝手に自分の友達に自分の写真を見せる」ことだけを禁止するための設定です。 Facebookが、誰かにアップロードを禁止することができないように、その人が情報を整理するためにタグを付けることも禁止できないです。その人の友だちにそのことを知らせる事も禁止できません。 Facebookで、自分が写った写真がアップされるのを防ぐ方法はありませんので、それは写真を撮られないように注意するか、撮った人にお願いしておくしかないでしょう。
けんすうさんがブログの「ほとんどがオープンになるソーシャルメディア時代での心構え」の記事で書かれていましたように、やはり公開されてしまう時代です。 多くの人に見せられたくないことがあるならば、十分な対策をするべきだと思います。
前にも書きました通り、多くの人はFacebookで写真タグをなんの気もなしに付けていますし、スパムに利用されることもあります。 余程の理由がない限り、早々にこの設定はしておいたほうがいいのではないでしょうか。