男女の関係はムードが大事。何よりもムード作りがウマイ人が勝つ。これは空気が読めずムードを壊しがちな私(中澤)が今まで生きてきて得た実感である。うおおおお! ムードって何だァァァアアア!!
特に、コンドームを買いに行く時はムードが壊れる瞬間の1つ。そんな時にムードを壊さずに買いに行く方法があれば、私のようなムードブレイカーの悩みが1つ解決できると思う。というわけで検証してみたぞ!
・コンドームがない時ー
チャンスの神様には前髪しかない──。これはヨーロッパのことわざだが男女のチャンスも突然やって来る。せっかく良い感じになったのに想定外すぎてコンドームがねェェェエエエ!
今日はやめておくか? しかし、ここでやめてしまったらもう2度とチャンスは訪れないかもしれない。どうする? どうするよ俺!? せや!
暗視ゴーグルで買いに行こう。
まず思いついたのは、部屋を真っ暗にして暗視ゴーグルをつけてコンドームを買ってくるという方法だ。真っ暗なため彼女からは私が見えない。つまり、彼女は私が部屋にいるかいないかを確定することはできないのだ。名付けて「シュレーディンガーの猫作戦」。
コンドームを買いに出ていくことによりムードが崩壊するなら、この時、観測者(=彼女)にとってはムードをキープした部屋とムードが崩れた部屋が重なり合って存在していることになる。ムードがいつ崩壊するのかは確率的にしか説明することができないのだ。
・量子力学的解決
その量子力学的な確率解釈の矛盾に彼女が思い悩んでいる隙にコンドームを買ってくるという寸法である。というわけで、暗視ゴーグルで周囲の様子を伺ってみたところ……
こ、怖ぇ……!
粗い画質と色褪せでホラー映画みたいな世界観になっていた。暗視ゴーグルで人の顔は見ない方がいいというどうでも良い知見を得たことはさて置き、無事、コンドームは買うことができたぞ。
・ギャルに点数をつけてもらおう
せっかくなので、彼女目線での意見も知りたい。そこで検証に協力してくれている亀沢郁奈記者に点数をつけてもらうことにした。
ギャルだったという亀沢郁奈記者はぼっちオタク街道を爆走してきた私よりはるかに人生経験豊富な人物。もし彼氏がシュレーディンガーの猫作戦をやってきたとしたらどう思いますか? 10点満点で点数をつけてもらったところ……
8点。
亀沢郁奈記者��わく「そういう配慮をしてくれてるなと感じられるだけで嬉しいもんですよ」とのこと。10点満点で8点はムードを壊していないと言えるのではないだろうか。
・問題点
とは言え、どうせなら満点を目指したいところ。あと、暗視ゴーグルでコンドームを買いに行くのはよく考えたらヤバイヤツだ。店員さんもビックリするに違いない。切羽詰まった状況ゆえに取り乱しましたすみません。これは再考の余地があるだろう。そこで、その辺りの問題点を解決したのが……
ナイアガラの音姫作戦。
説明しよう。これはトイレに音姫を大量に取り付け、その大音量が流れている間にトイレから抜け出してコンドームを買いに行くという作戦だ。私が中に存在するかしないか分からないシュレーディンガーのトイレを作り出すことにより、普通のファッションでコンドームを買えるという寸法である。これなら店員さんもビックリせえへんで!
だがしかし……
点数は8点。
亀沢郁奈記者「リアリティーがあるのは良いことです。そのため、現実的に考えて再現性の高いところに落とし込んできたのは評価できますね。ただ、ずっとトイレにこもってること自体がムードを壊す可能性があるので2点減点してます。もっと彼女と向き合って欲しい」
・向き合ってみよう
ぐぬぬ。やっぱりムードブレイカーには満点は無理なのか。もっと彼女と向き合う……か。確かに、いるフリしてコンドーム買いに行くのは向き合ってないかもしれない。そこで……
向き合ってみました。
私の立ちパネルを作成して物理的に向き合ってみたぞ。裏側にスマホを張り付けてスピーカーモードにすることで買い物中も会話することができる。
さらには、ルンバに乗せているため動く。部屋の中を徘徊する姿はとても立ちパネルとは思えない! これなら彼女を飽きさせることなくムードも壊さずに済むはずDA!!
\ウィィィィン/
\ヴォォォォォ/
\シャァァァァ/
亀沢郁奈記者「いいね!」
亀沢郁奈記者「コンドームを買いに行くという行為がエンタメに昇華されていて次回が楽しみになってしまいそうです。本来なら10点満点ですが、芸術点で110点プラスさせていただきました」
・備えあれば憂いなし
というわけで、彼女を家に呼ぶ時は自分の立ちパネルとルンバとガムテを用意しておくと良いことが判明した。ムードブレイカーの同士諸君は参考にしていただけると幸いである。備えあれば憂いなし。
って、そんなの準備する余裕があるならコンドーム買い置きできるっちゅうねん!!! 今日び、どの薬局にも「やわらかく、包み込むような軽い肌触り。」のSKYN Premiumが置いてるから、事前にダッシュで用意しておくのが一番ムードを壊さない方法かもしれない。コンドームはエチケット。
やわらかコンドーム「SKYN®(スキン)」は男女が気持ちよく使用できるようにこだわった商品とのこと。皮膚に最も近いやわらかさを持つiR素材を使用しているため、伸び、やわらかさともに従来素材よりも高いクオリティを実現。
まるで、やわらかく包み込む「もち肌」のような肌触り。肌のやわらかさに近いからこそ、自然で何もつけていないかのような使用感で、男性も女性も気持ちよく使える商品である。Amazonでも気軽に買えるので、ぜひいいムードの時に備えておいてほしい。
参考リンク:Amazon、キャンペーンサイト、SKYN Premium
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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