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気づいたら夏休みになっていた。
ブログ立ち上げ当初は毎週更新すると誓いを立てていたが、忘れ去られて久しいので頑張って更新する。

先日、祖父が大腸の病気で手術することになったため、入院前に飯でも行こうと数日間帰省した。
同時に、待ちに待っていたICM社の日本陸軍航空隊フィギュアセットがリリースされたので入手し、早速でいじってみた。

ICM 1/48 WWII 日本陸軍パイロット&グランドクルーセット レビュー_b0433272_15020279.jpg

まずはボックスアート。
九七式重爆撃機を背景に、3人のパイロットと2人の整備兵が描かれている。

ICM 1/48 WWII 日本陸軍パイロット&グランドクルーセット レビュー_b0433272_15023671.jpg

部品はランナー1枚と説明書。
彫刻はICMの他のフィギュアと同じく繊細でいい感じ。
胴体、手足、ヘッド、帽子は細かく分割されている。

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ICM 1/48 WWII 日本陸軍パイロット&グランドクルーセット レビュー_b0433272_15023818.jpg

手始めに、脚立を担いでいる整備兵をつくってみた。
プラの材質は国内メーカのものと比べるとやや柔らかい感じ。
部品の間にはわずかにスキマが発生するので、サラサラタイプの瞬間接着剤で埋めながら組み立てた。
瞬着は真鍮線でチョンチョンと流し込む程度で十分。

脚立を担ぐ右腕は腕と脚立の塗装後に組み立てた。
腕をタミヤの白フタで仮接着、半乾きのうちに微調整、脚立は塗膜を汚さぬようセメダインハイグレード模型用を水で薄めて流した。

ICM 1/48 WWII 日本陸軍パイロット&グランドクルーセット レビュー_b0433272_15020329.jpg

塗装は主に水性ホビーカラーを使用。脚立はタミヤのエナメルと黒とブラウンで小汚く塗った。
最後にプレミアムトップコートでしっとりつや消しにした。

服:RLM02グレー(もう少し明るい色でもよかったかもしれない)
靴:ネイビーブルー
帽:RLM02グレーの上からサンド系のドイツ軍機色(軍装マニア垂涎のいわゆる”初期カーキ”)

作業着は「二種作業衣」と呼ばれるツナギで、戦車兵もこれを使用している。
ネットで調べると実物や軍装マニアが再現した着用例、現代人サイズのレプリカも出ているので参考になる。
その昔、軍装品集めにハマっていたころ、骨董市や専門店でみかけては何着も買った思い出がある。
(今となっては全て売却してしまったが。)

足回りは当時風に地下足袋がよかったのだがそのままにしてある。
記録写真などを見ると長靴(ちょうか)を履いている例もあるようなので間違いではないと思う。
(地下足袋は底が黒なのが当時風)

最後に、サイズ感は平均的な1/48の日本兵フィギュアかなと思う。
同スケールの日本機や他社製フィギュアと並べるとこのような感じになった。
ポーズも直立や敬礼より「動き」がありで個人的にはお気に入りだ。

ICM 1/48 WWII 日本陸軍パイロット&グランドクルーセット レビュー_b0433272_15020320.jpg

時間があればパイロットの方も作ってみたいと思う。
ではまた。


# by rikei_konkatu | 2024-08-15 15:58 | 1/48 航空機 | Comments(0)

久々に投稿する。
昨年は社内の試験やなんやらでバタバタしており全く記事が更新できていなかった。

5月連休中に実家に1週間ほど帰省する機会があったので、実家で積んでいた二式単戦の試作型を作ったので報告する。
既存の鐘馗のキットに特徴的な脚カバーやスピナなどのレジンパーツ、陣太鼓マークのデカールが加えられている。
有名な黒江保彦の試作8号機とした。

ハセガワ 1/48 二式単座戦闘機鍾馗(試作型)_b0433272_18342011.jpg

ハセガワ 1/48 二式単座戦闘機鍾馗(試作型)_b0433272_18343761.jpg

ハセガワ 1/48 二式単座戦闘機鍾馗(試作型)_b0433272_18343361.jpg

今回はとにかくスピード優先で仕上げたので、とことん粗削り。
パテのかわりに瞬間接着剤を多用し、陣太鼓マーク以外のマーキングは塗装で仕上げた。
機体はエアブラシをメインに塗装し、コックピットやエンジン、脚周り、プロペラは缶スプレー。ベタ吹きで接写には耐えられない。
仕上げに最近話題の?水性プレミアムトップコートつや消しを吹いてみた。しっとりした仕上がりになったと思っている。


脚カバーのレジンパーツは歪んでいたのでお湯に浸して矯正した。
I-16の脚カバーのように横に開いている部分は厚みが気になったので、少しだけ荒い番手の紙やすりで削ってみた。

ハセガワ 1/48 二式単座戦闘機鍾馗(試作型)_b0433272_18343201.jpg

脚周りのレジンパーツは既存の部位を削り取って接着する指示がある。
脚庫の中の板状の部品がツライチにできず、段差が見苦しい。

ハセガワ 1/48 二式単座戦闘機鍾馗(試作型)_b0433272_18343586.jpg

特徴的なトンガリスピナ。試作型で一番好きな部位だ。
ちなみに、環状冷却器は取付け指示がよくわからず、エンジン側につけたが、どうやらカウル側に付けるのが正解らしい。
1/32でも試作型のキットがあるが、そちらはハッキリとカウル側に接着する指示になっている。
特徴的な部分なので、もう少し前に出したかった。空気取入口の形状も試作型はもっと台形だが修正してい���い。

ハセガワ 1/48 二式単座戦闘機鍾馗(試作型)_b0433272_18340920.jpg

キャノピは今回、市販のカット済みマスキングシートを使ったがすこぶる便利だった。
内側に走るフレームがあるので内部から塗装している。
なお、正面風防の横に走るフレームも内側にあるので、機体色で塗装したのは間違いと思われる。

ハセガワ 1/48 二式単座戦闘機鍾馗(試作型)_b0433272_18343466.jpg


■まとめ
今までずっと作りたかった鐘馗の試作型を形にできてよかった。
イメージ優先、スピード優先で作ったので、かなり粗削りだが茶色の鐘馗に大満足。
次は工作に時間をかけたり、実機同様のまだらの塗装もしてみたい。

余談だが、手元にファインモールドの1/48隼二型のオマケのフィギュアがあったので塗ってみた。
顔はシタデルカラーによる「染め塗り」とやらにチャレンジしたく、白サフの上からレイクランド・フラッシュシェイドを塗った。
色味のコントロールが難しく、色が薄いと思って塗り重ねるとグロくなるので要注意。ちょっとずつ重ねるのが良いようだ。

ハセガワ 1/48 二式単座戦闘機鍾馗(試作型)_b0433272_18343889.jpg

ハセガワ 1/48 二式単座戦闘機鍾馗(試作型)_b0433272_18343802.jpg

ではまた、ごきげんよう。



# by rikei_konkatu | 2024-05-19 19:08 | 1/48 航空機 | Comments(0)

これにて無期限熟成。

飛行機の形になったので、しばらく熟成させることにする。
I-16ってこういう形をしていたのか、と眺めてニヤニヤしている。
色を塗らなくても十分満足な達成感がある。

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤_b0433272_12500508.jpg

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤_b0433272_12500243.jpg

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤_b0433272_12422317.jpg

■機首周り
今回一番思い入れがあるのはエンジンカウルのT字型の吸気孔。
この工作がやりたくてホビークラフトのキットを作ったようなものだ。

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くり抜かず、彫り込むことで深さを再現した排気管用の開口部。
タガネで彫り込む工作のいい練習になった。

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤_b0433272_12500470.jpg

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤_b0433272_12500323.jpg

■降着装置
I-16見せ場の一つ、構造が面白い込み脚。
実戦部隊ではカバーを外して運用していた例もあったようだ。
今回はメインのカーバのみを取付け他はオミットした。カバーの板厚は透けるほど削ったのでシャープになった気がする。
側面から来る支柱がイモ付けで組み立てにくい。
脚庫は深くていい感じだ。脚の引上げ用ワイヤーの孔だけ開けてある。気が向いたらワイヤーを追加する予定だ。

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤_b0433272_12492827.jpg

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤_b0433272_12422988.jpg

テールスキッド。
後発のタイプでは車輪になるが、やはりスキッド型のほうが好みだ。

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤_b0433272_12422842.jpg

■主翼
主翼上面、破損防止のため機銃やピトー管は省略してある。
翼根に大きなスキマがあくので、プラ板と瞬間接着剤の組み合わせで埋めた。
他キットや図面を参考に、布張り部と金属部の境界にスジ彫りを入れてみた。

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤_b0433272_12422536.jpg

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤_b0433272_12422613.jpg

主翼下面。胴体と翼の結合はそこそこキレイに決まった。
I-16 Type10は途中からフラップがつく。スペイン内戦に参加した機体にはすでにフラップが付いていたようだ。

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤_b0433272_12422745.jpg


■まとめ
ソ連(ロシア)ということで、ypa(ウラ)な「あの方」と記念撮影。
この機体は工作の練習台として丁寧に保管するつもりだ。
これにてプラモデルはまたしばらくペースダウン。

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤_b0433272_12422155.jpg


ではまた。


# by rikei_konkatu | 2023-08-16 13:38 | 1/48 航空機 | Comments(0)

地味な工作が続いている。

プロペラ機の難所の一つ、プロペラの中心軸出し。
キットはエンジン側に軸があるが、短すぎるので切り落とし、プロペラ側に軸を付けた。
若干ズレてしまったようだ。

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ④_b0433272_12301859.jpg

エンジンカウルはイモ付けなので、位置の基準になるガイドを作成した。
多少位置出しが楽になった気がする。

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ④_b0433272_12301713.jpg
水平尾翼は機体側の取付け穴を楕円にし、水平尾翼が全体的にわずかに後ろに下がるようにした。
若干スキマは発生するが、溶きパテで十分対処できるレベルだった。

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ④_b0433272_12301738.jpg

ここからはちょっとグチというか弱音。
なんだか最近、あらゆることを成し遂げられない人間になっている気がする。
仕事はともかく、プライベートは外食しようと思って出かけたのに途中でやめたり、ダイエットや読書も長続きしなくなった。
心だけが年老いて、生きることに無気力になっている気がする。

プラモデルも、今回のI-16は鼻息荒くスタートしたものの、だんだん工作も塗装も適当になってきた。
やすりがけをしていると、なんだか虚しさがこみ上げてくる。
こんなに熱くなりやすく冷めやすい性格だっただろうか。


ではまた。




# by rikei_konkatu | 2023-08-16 12:41 | 1/48 航空機 | Comments(0)

今回はこのキットでやってみたかった工作を紹介する。

まずは排気管の開口部。
キットのままだと隔壁が開口部からむき出しになってしまう。(赤い着色部)
このまま黒塗りにしてもいいのだが、せっかくなのでタガネで彫り込んでみた。(画像2枚目)
闇の中からニュッと排気管が飛び出しているように見えるだろうか。

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ③_b0433272_20464612.jpg

タガネによる細かい切削痕は瞬間接着剤を垂らして埋めた。翼下面側も同様に処理した。
なお、翼下面の開口部は初期モデルなら4か所、中期以降のスキー用格納部を設けたタイプだと翼根に2か所になる。
修正してもよかったが、これもキットの味ということでそのままにした。

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ③_b0433272_20464894.jpg

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ③_b0433272_20463938.jpg

続いて脚カバー。
厚みが1mm近くあるので400番以下の粗い紙やすりでひたすら削った。
取付け用の”のり代”も無いので、0.5mmのプラ棒でつくった。
なお、アカデミー製のキットではのり代の突起が付けられているので安心だ。(ただし厚みはそのまま)

ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ③_b0433272_20464862.jpg

まだまだ地味な工作が続く。
おとなしくEduardかARKモデルのキットを作ればよかっただろうか。


ではまた。


# by rikei_konkatu | 2023-08-06 21:37 | 1/48 航空機 | Comments(0)