2024年 08月 15日
ICM 1/48 WWII 日本陸軍パイロット&グランドクルーセット レビュー
ブログ立ち上げ当初は毎週更新すると誓いを立てていたが、忘れ去られて久しいので頑張って更新する。
先日、祖父が大腸の病気で手術することになったため、入院前に飯でも行こうと数日間帰省した。
同時に、待ちに待っていたICM社の日本陸軍航空隊フィギュアセットがリリースされたので入手し、早速でいじってみた。
まずはボックスアート。
九七式重爆撃機を背景に、3人のパイロットと2人の整備兵が描かれている。
部品はランナー1枚と説明書。
彫刻はICMの他のフィギュアと同じく繊細でいい感じ。
胴体、手足、ヘッド、帽子は細かく分割されている。
手始めに、脚立を担いでいる整備兵をつくってみた。
プラの材質は国内メーカのものと比べるとやや柔らかい感じ。
部品の間にはわずかにスキマが発生するので、サラサラタイプの瞬間接着剤で埋めながら組み立てた。
瞬着は真鍮線でチョンチョンと流し込む程度で十分。
脚立を担ぐ右腕は腕と脚立の塗装後に組み立てた。
腕をタミヤの白フタで仮接着、半乾きのうちに微調整、脚立は塗膜を汚さぬようセメダインハイグレード模型用を水で薄めて流した。
塗装は主に水性ホビーカラーを使用。脚立はタミヤのエナメルと黒とブラウンで小汚く塗った。
最後にプレミアムトップコートでしっとりつや消しにした。
服:RLM02グレー(もう少し明るい色でもよかったかもしれない)
靴:ネイビーブルー
帽:RLM02グレーの上からサンド系のドイツ軍機色(軍装マニア垂涎のいわゆる”初期カーキ”)
作業着は「二種作業衣」と呼ばれるツナギで、戦車兵もこれを使用している。
ネットで調べると実物や軍装マニアが再現した着用例、現代人サイズのレプリカも出ているので参考になる。
その昔、軍装品集めにハマっていたころ、骨董市や専門店でみかけては何着も買った思い出がある。
(今となっては全て売却してしまったが。)
足回りは当時風に地下足袋がよかったのだがそのままにしてある。
記録写真などを見ると長靴(ちょうか)を履いている例もあるようなので間違いではないと思う。
(地下足袋は底が黒なのが当時風)
最後に、サイズ感は平均的な1/48の日本兵フィギュアかなと思う。
同スケールの日本機や他社製フィギュアと並べるとこのような感じになった。
ポーズも直立や敬礼より「動き」がありで個人的にはお気に入りだ。
時間があればパイロットの方も作ってみたいと思う。
ではまた。
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by rikei_konkatu
| 2024-08-15 15:58
| 1/48 航空機
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2024年 05月 19日
ハセガワ 1/48 二式単座戦闘機鍾馗(試作型)
昨年は社内の試験やなんやらでバタバタしており全く記事が更新できていなかった。
5月連休中に実家に1週間ほど帰省する機会があったので、実家で積んでいた二式単戦の試作型を作ったので報告する。
既存の鐘馗のキットに特徴的な脚カバーやスピナなどのレジンパーツ、陣太鼓マークのデカールが加えられている。
有名な黒江保彦の試作8号機とした。
今回はとにかくスピード優先で仕上げたので、とことん粗削り。
パテのかわりに瞬間接着剤を多用し、陣太鼓マーク以外のマーキングは塗装で仕上げた。
機体はエアブラシをメインに塗装し、コックピットやエンジン、脚周り、プロペラは缶スプレー。ベタ吹きで接写には耐えられない。
仕上げに最近話題の?水性プレミアムトップコートつや消しを吹いてみた。しっとりした仕上がりになったと思っている。
脚カバーのレジンパーツは歪んでいたのでお湯に浸して矯正した。
I-16の脚カバーのように横に開いている部分は厚みが気になったので、少しだけ荒い番手の紙やすりで削ってみた。
脚周りのレジンパーツは既存の部位を削り取って接着する指示がある。
脚庫の中の板状の部品がツライチにできず、段差が見苦しい。
特徴的なトンガリスピナ。試作型で一番好きな部位だ。
ちなみに、環状冷却器は取付け指示がよくわからず、エンジン側につけたが、どうやらカウル側に付けるのが正解らしい。
1/32でも試作型のキットがあるが、そちらはハッキリとカウル側に接着する指示になっている。
特徴的な部分なので、もう少し前に出したかった。空気取入口の形状も試作型はもっと台形だが修正してい���い。
キャノピは今回、市販のカット済みマスキングシートを使ったがすこぶる便利だった。
内側に走るフレームがあるので内部から塗装している。
なお、正面風防の横に走るフレームも内側にあるので、機体色で塗装したのは間違いと思われる。
■まとめ
今までずっと作りたかった鐘馗の試作型を形にできてよかった。
イメージ優先、スピード優先で作ったので、かなり粗削りだが茶色の鐘馗に大満足。
次は工作に時間をかけたり、実機同様のまだらの塗装もしてみたい。
余談だが、手元にファインモールドの1/48隼二型のオマケのフィギュアがあったので塗ってみた。
顔はシタデルカラーによる「染め塗り」とやらにチャレンジしたく、白サフの上からレイクランド・フラッシュシェイドを塗った。
色味のコントロールが難しく、色が薄いと思って塗り重ねるとグロくなるので要注意。ちょっとずつ重ねるのが良いようだ。
ではまた、ごきげんよう。
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by rikei_konkatu
| 2024-05-19 19:08
| 1/48 航空機
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2023年 08月 16日
ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ⑤
飛行機の形になったので、しばらく熟成させることにする。
I-16ってこういう形をしていたのか、と眺めてニヤニヤしている。
色を塗らなくても十分満足な達成感がある。
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by rikei_konkatu
| 2023-08-16 13:38
| 1/48 航空機
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2023年 08月 16日
ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ④
プロペラ機の難所の一つ、プロペラの中心軸出し。
キットはエンジン側に軸があるが、短すぎるので切り落とし、プロペラ側に軸を付けた。
若干ズレてしまったようだ。
エンジンカウルはイモ付けなので、位置の基準になるガイドを作成した。
多少位置出しが楽になった気がする。
水平尾翼は機体側の取付け穴を楕円にし、水平尾翼が全体的にわずかに後ろに下がるようにした。
若干スキマは発生するが、溶きパテで十分対処できるレベルだった。
ここからはちょっとグチというか弱音。
なんだか最近、あらゆることを成し遂げられない人間になっている気がする。
仕事はともかく、プライベートは外食しようと思って出かけたのに途中でやめたり、ダイエットや読書も長続きしなくなった。
心だけが年老いて、生きることに無気力になっている気がする。
プラモデルも、今回のI-16は鼻息荒くスタートしたものの、だんだん工作も塗装も適当になってきた。
やすりがけをしていると、なんだか虚しさがこみ上げてくる。
こんなに熱くなりやすく冷めやすい性格だっただろうか。
ではまた。
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by rikei_konkatu
| 2023-08-16 12:41
| 1/48 航空機
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2023年 08月 06日
ホビークラフト 1/48 I-16 Type10 ③
まずは排気管の開口部。
キットのままだと隔壁が開口部からむき出しになってしまう。(赤い着色部)
このまま黒塗りにしてもいいのだが、せっかくなのでタガネで彫り込んでみた。(画像2枚目)
闇の中からニュッと排気管が飛び出しているように見えるだろうか。
タガネによる細かい切削痕は瞬間接着剤を垂らして埋めた。翼下面側も同様に処理した。
なお、翼下面の開口部は初期モデルなら4か所、中期以降のスキー用格納部を設けたタイプだと翼根に2か所になる。
修正してもよかったが、これもキットの味ということでそのままにした。
続いて脚カバー。
厚みが1mm近くあるので400番以下の粗い紙やすりでひたすら削った。
取付け用の”のり代”も無いので、0.5mmのプラ棒でつくった。
なお、アカデミー製のキットではのり代の突起が付けられているので安心だ。(ただし厚みはそのまま)
まだまだ地味な工作が続く。
おとなしくEduardかARKモデルのキットを作ればよかっただろうか。
ではまた。
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by rikei_konkatu
| 2023-08-06 21:37
| 1/48 航空機
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