Kyoko Shimbun 2018.07.19 News

東京23区、全面ドーム化へ エアコン完備「全天候型都市」目指す これは嘘ニュースです

東京は全天候型都市に(完成予想図から)
 東京23区内を超巨大ドームで覆い、内部温度をエアコンで調整する計画があることが、関係者などへの取材で18日までにわかった。早ければ8月にも着工し、20年7月までの完成を目指す。完成すれば、天候に左右されない「全天候型都市」として快適な市民生活が期待できそうだ。

 都の都市計画関係者が明らかにした。ドームの直径は約20キロで、23区の大半を覆うものになる見込み。ドーム内部には巨大エアコン50万台を設置。ドーム外に排熱することで、内部の温度・湿度を適切に管理する。

 急な着工に踏み切る理由は、異常とも言える近年の酷暑だ。都内では連日30度を超える暑さが続き、毎日多くの人が熱中症で病院に搬送されている。中でも都にとって深刻なのは、20年7月24日から8月9日まで開催される東京五輪・パラリンピックだ。メイン会場となる新国立競技場付近の気温は40度近くに達しており、暑さ対策が喫緊の課題となっていた。

 新国立競技場については、15年、安倍首相が観客席の冷暖房設備をカットするよう指示。建設費を抑えるための新しい判断だったが、今年のような酷暑になった場合、来場者に健康被害を及ぼす可能性が高い。また、組織委員会は招致活動の際、「この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である」(立候補ファイルより抜粋)と世界に向けて説明。「アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候」という国際公約を守るためには、ドームで覆った23区全体をエアコン除湿で24度程度に保つことで、「理想的な気候」を人工的に作るしかないと判断したようだ。

 また五輪後も「全天候型都市」として、ゲリラ豪雨や極めて薄い積雪など、深刻な天候の変化に左右されない快適な生活を都民に提供できるとしている。

 建設費は数百兆円規模に達するとの試算もあるうえ、あまりにも短期間、かつ世界でも例を見ない巨大プロジェクトに「連日の暑さで頭がおかしくなったのではないか」と皮肉る声も聞かれたが、計画の策定に当たった関係者は「立案したのは今年の冬。暑さのせいではない」と反論している。

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 大都市にふさわしいインフラと、品格のある魅力的な景観を持つ「東京」の実現のために、情熱をかたむけ奔走した人々がいた。幻の帝都復興計画の立役者・後藤新平、外苑の並木道や隅田公園を作り上げた折下吉延、井荻地区の区画整理を推進した内田秀五郎など。理想と情熱のかぎりを傾けて作り上げられたさまざまな都市計画は、どのように実現され、また挫折に至ったのか。関東大震災後や太平洋戦争後の復興計画から東京オリンピックにいたるまでのプランや歴史を丹念にたどるとともに、現代の都市計画の問題点を指摘する画期的な一冊。

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