菅首相、新型コロナ感染拡大に「ようやく出口」 IOC総会で

菅首相、新型コロナ感染拡大に「ようやく出口」 IOC総会で
 国際オリンピック委員会(IOC)は20日午前、都内のホテルで総会を開き、菅義偉首相(写真右)は冒頭あいさつで「新型コロナ感染拡大は世界中で一進一退を繰り返しているが、ワクチン接種も始まり、長いトンネルにようやく出口が見え始めている」と述べた。14日に代表撮影(2021年 ロイター/Pool via REUTERS)
[東京 20日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)は20日午前、都内のホテルで総会を開き、菅義偉首相は冒頭あいさつで「新型コロナ感染拡大は世界中で一進一退を繰り返しているが、ワクチン接種も始まり、長いトンネルにようやく出口が見え始めている」と述べた。
その上で首相は「選手や関係者の方に安心して大会に参加してもらえるよう、対策を徹底し安全安心な大会を実現する決意だ」と話した。
観客の動員にも言及し「多くの会場で無観客となるが、東京大会の意義は損なわれるものではない」との認識を示した。
バッハIOC会長は、開催までの経緯を「何という旅路だっただろう」と振り返り、困難な課題を乗り越えることができたことは菅首相や東京の小池百合子知事のリーダーシップによるものだと指摘、開催できたことで「世界中が日本を称賛するだろう」と語った。
橋本聖子組織委会長はあいさつで「いよいよ東京大会が始まる」とし、「スポーツとアスリートこそ、世界と未来を変える力がある。アスリートに最高の舞台を届けたい」と述べた。
(宮崎亜巳 編集:田中志保)
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