CRAYON POP
CRAYON POP(クレヨン・ポップ、朝: 크레용팝)は、韓国の女性5人組アイドルグループ。2012年7月18日にデビュー。Chrome Entertainment所属。CRAYON POPというグループ名には「音楽という画用紙にメンバーたちの持つ様々な色を塗る」という意味が込められている[1]。
CRAYON POP | |
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基本情報 | |
出身地 | 韓国 |
ジャンル | K-POP、ダンス |
活動期間 | 2012年 - 2018年 |
レーベル |
CJ E&Mミュージック Sony Music (2013年 - ) |
事務所 |
Chrome Entertainment KF Entertainment (日本) |
メンバー | グンミ、エリン、チョア、ウェイ |
旧メンバー | ソユル |
来歴
編集2012年:デビュー
編集2012年1月に『HURRICANE POP』というグループ名で中国で活動を開始。後に、脱退したメンバー(セラン、세랑)の代わりに、チョアの双子の妹ウェイが加入し、現在の『CRAYON POP』となる[2]。
2012年7月18日に韓国でミニアルバム『CRAYON POP The 1st MINI Album』を発売し公式デビュー。タイトル曲「Saturday Night」、「Bing Bing」で活動を行った。 デビュー前から日本でのイベント活動に力を入れており、デビュー��後の8月には東京でファンミーティングを開催した[2]。10月にはミニアルバム『Dancing Queen』をリリース[3]。「Dancing Queen」は衣装としてジャージを取り入れ、プロモーションのためソウルの繁華街で路上パフォーマンスを行った。後続曲「Bing Bing」(リミックス版)の舞台では不良学生に扮して新しいダンスを披露した。
2013年:「パパパ」ブーム
編集2013年6月20日、シングル「빠빠빠(パパパ)」を発売。発売当初の反応は良くなかったものの、ヘルメット姿に「直列5気筒ダンス」と呼ばれるユニークな振り付けで徐々に人気が高まり、発売から1か月以上経ってから各種音楽配信チャートで1位を獲得、音楽番組でも1位候補になるなど、かつてない好反応を得た[4]。この人気を受けて、世界的レコード会社ソニーミュージックとアルバムのライセンス及び戦略的提携契約を締結した[5]。
2014年
編集- 4月1日、シングル「Uh-ee」をリリース。米ビルボードの絶賛を受ける[6]。歌詞の「ピカポンチョク」の「ピカ」が日本語の“ピカピカ”から由来した言葉だということでKBS(韓国放送公社)から放送不適合判定を受けた[7]。
- 6月・7月、レディー・ガガのコンサート「artRAVE: The ARTPOP Ball」のオープニングステージに立った[8]。
- 10月15日、CRAYON POPのユニットグループ「イチゴミルク(Strawberry Milk)」(チョア、ウェイ)がミニアルバム「Jackpot」をリリース[9]。
- 11月19日、日本限定スペシャルミニアルバム「POP!POP!POP!」をリリース[10]。
2015年
編集- 1月12日、ソユルがソロ曲「Y-Shirt」をリリース。
- 3月27日、ミニアルバム「FM」をリリース。
- 7月22日、日本デビューシングル「ラリルレ」をリリース。
- 11月18日、日本2ndシングル「Dancing All Night」をリリース。
2016年
編集- 1月20日、日本1stアルバム「CRAYON POP」をリリース。
- 1月29日から31日まで、日本3都市で「Crayon Pop 1st JAPAN Tour 2016」を開催。
- 3月16日、CRAYON POP 1st DVD「pop in japan」をリリース。
- 9月26日、韓国1stフルアルバム「Evolution pop Vol.1」をリリース。
2017年
編集- 5月31日、ソユルがCHROMEエンターテインメントとの契約満了につき脱退[11]。
- 9月26日、グンミがクライミックスエンターテインメントと専属契約を締結[12]。女優ソン・ボラムとして活動。
- 12月16日、チョア(ホ・ミンジン)とウェイ(ホ・ミンソン)が本名名義で一緒に歌ったクリスマスキャロル「Christmas for you」をリリース。
- 12月18日、ウェイがCreative光と専属契約を締結[13]。
2018年
編集- 3月21日、チョアがパークウィズエンターテインメントと専属契約を締結[14]。
メンバー
編集グンミ(금미、Geum-Mi)
編集- 本名:ペク・ボラム
- 生年月日:1988年6月18日(36歳)
- 担当:ボーカル、ダンス[15]
- メンバーカラー:ブルー
- 歌手を目指し21歳の時にオーディションを受けようとしたが、父親が脳出血で倒れて入院。家計を支えるために病院で働き、父親の看病と祖母の介護をしながら夢のためダンススクールに通い続けた。やがて父親は意識を取り戻し、晴れてオーディションを受けてデビューすることが出来たという[2]
- 出演:
- ウェブドラマ「28個の月」(2015年) - スジン役
- ウェブドラマ「6人部屋」(2014年)
- KBSドラマ「恋の花が咲きました」(2017年) - チェ・スンア役
エリン(엘린、Ellin)
編集- BUMKEY「Attraction」MV(2013年)
チョア(초아、Cho-A)
編集- 本名:ホ・ミンジン
- 生年月日:1990年7月12日(34歳)
- 双子の姉
- 担当:メインボーカル[15]
- メンバーカラー:レッド
- 2021年12月25日、6歳年上の実業家と結婚式を挙げる。[16]
- 出演:
- KBS 2TVドラマ「ハイスクール:ラブオン」(2014年) - キム・ジニョン役
- ミュージカル「徳恵(ドクヘ)翁主」(2015年) - 母(ドクヘ)と娘(ジョンへ)の一人二役
- ミュージカル「真夏の夜の夢」(2015年) - ソソン役
- ミュージカル「英雄」(2017年) - リンリン役
ウェイ(웨이、Way)
編集- ミュージカル「愛は雨に乗って-SABITA Since 1995」(2015年) - ユ・ミリ役
- SBSドラマ「あなたは贈り物」(2016年) - イ・ギョンア役
- 演劇「チャンポン」 (2017年) - ジナ役
ソユル(소율、So-Yul)
編集疑惑
編集2013年8月頃、グループの派手な衣装や振付が、日本のガールズユニット「ももいろクローバーZ」の模倣ではないかとの指摘が韓国のネットユーザーを中心に発生し、論争が巻き起こる事態となった[18][19][20]。なお、所属事務所は模倣疑惑について一貫して否定している[21][22][23][24]。しかし、その2ヶ月後、今度は当時の新曲『Lonely Christmas』の前奏とアニメ主題歌『ルパン三世のテーマ』の前奏との類似性がネットで指摘され、再び炎上する事態となった。この騒動を受け、作曲を担当したキム・ユミンは盗作疑惑を否定するコメントを発表した[25]。
作品
編集MUSICAL WORK
編集フルアルバム
編集順 | タイトル | 発売日 | タイトル曲 |
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1st | Crayon pop Evolution Vol_1 | 2016年9月26日 | 두둠칫 (Doo Doom Chit / ドゥドゥムチッ) |
ミニアルバム
編集順 | タイトル | 発売日 | タイトル曲 |
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1st | THE STREETS GO DISCO | 2013年9月26日 2013年10月25日(台灣獨佔盤) |
빠빠빠 2.0 / Dancing Queen 2.0 |
2nd | FM | 2015年3月26日 2015年5月15日(台壓盤) |
FM |
シングル
編集タイトル | 発売日 |
---|---|
CRAYON POP The 1st MINI Album | 2012年7月18日 |
The 2nd.SINGLE Dancing Queen | 2012年10月24日 |
2nd Album ★ Bing Bing | 2012年10月24日 |
4th Single Album 빠빠빠 (パパパ) | 2013年6月20日 |
Lonely Christmas | 2013年11月26日 |
Uh-ee (オイ) | 2014年4月1日 2014年4月29日(台壓版) |
デジタルシングル
編集- チョア&ウェイ「니가미워 (君が憎い)」 (2016年1月13日)
- ホ・ミンジン&ホ・ミンソン「Christmas for you」 (2017年12月16日)
OST
編集- チョア&ウェイ「늘」(JTBCドラマ「魔女宝鑑」)
日本シングル
編集順 | タイトル | 発売日 | 規格品番 | 形式・形態 |
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1st | ラリルレ | 2015年7月22日 | PCCA-04199(CD+DVD) PCCA-70435(CD only) SCCA-21(CD+DVD) SCCA-22(CD only) |
特別盤(CD+DVD) 通常盤(CD only) PCSC盤 A(CD+DVD) PCSC盤 B(CD only) |
2nd | Dancing All Night | 2015年11月18日 | PCCA-70464(CD+グッズ) PCCA-04283(CD+DVD) PCCA-70450(CD only) SCCA-00033(CD+グッズ) |
特別盤(CD+グッズ)※完全数量限定 初回限定盤(CD+DVD) 通常盤(CD only) PCSC盤(CD+グッズ)※完全数量限定 |
日本ミニアルバム
編集順 | タイトル | 発売日 | 規格品番 |
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1st | POP! POP! POP! | 2014年11月19日 | [CD+DVD] PCCA-04130 |
日本アルバム
編集順 | タイトル | 発売日 | 規格品番 | 形式・形態 |
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1st | CRAYON POP | 2016年1月20日 | PCCA-04326(CD+DVD) PCCA-04327(CD only) |
初回限定盤(CD+DVD) 通常盤(CD only) |
ミュージックビデオ
編集タイトル/リンク | 公開日 | 詳細 |
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Saturday Night CG ver. M/V | 2012年7月21日 | |
Bing Bing M/V | 2012年7月23日 | 神戸(メリケンパーク・神戸モザイク)、大阪(新世界・道頓堀)にてロケ撮影[15]。 |
Saturday Night Japanese ver. M/V | 2012年7月24日 | |
Saturday Night New ver. M/V | 2012年7月24日 | |
パパパ (Bar Bar Bar) Story ver. M/V | 2013年6月13日 | |
パパパ (Bar Bar Bar) Dance ver. M/V | 2013年6月23日 | |
梨泰院フリーダム M/V | 2013年8月30日 | UVとパク・ジニョンによる曲「梨泰院フリーダム」に合わせて街角で踊る内容。 |
パパパ (Global Version) M/V | 2013年9月8日 | 緑莎坪駅、新沙洞・街路樹通り、トゥクソム遊園地、ソウル子供大公園にてロケ撮影。 前年に大ヒットしたPSYの「江南スタイル」へのオマージュが見られる[26]。 |
Dancing Queen 2.0 M/V | 2013年9月27日 | |
オイ (Uh-ee) M/V | 2014年4月1日 | |
FM M/V | 2015年3月27日 | |
두둠칫 (Doo Doom Chit) M/V | 2016年9月26日 |
PHOTO BOOK
編集- Crayon Pop in Australia(2014.2.4 Release)
- pop in book(2016.1.20 Release)
出演
編集コンサート
編集CRAYON POP 1st JAPAN TOUR 2016
編集- 2016年1月29日(金)、名古屋SPADE BOX
- 2016年1月30日(土)、神戸Varit
- 2016年1月31日(日)、サイエンスホール
出典
編集- ^ Crayon Pop「Mcountdown」で爽やか&はつらつ&キュートなダンスを披露 Kstyle 2012年7月21日
- ^ a b c Crayon Pop:目指すは女版PSY? 色とりどりの成長型アイドル 〜motiちゃんのヨジャドル図鑑 Hwaiting! 2012年10月20日
- ^ クレヨンポップ、ユニークな「サイドキックダンス」今日テレビ初披露 Hwaiting! 10月26日
- ^ CRAYON POP「パパパ」の尋常ではない人気、なぜ? kstyle 2013年8月3日
- ^ “大ブレイク中”CRAYON POP、ソニーミュージックと提携締結…海外活動に拍車 kstyle 2013年8月13日
- ^ 米ビルボード、CRAYON POPの「オイ」を絶賛
- ^ CRAYON POP、日本語式の表現を理由にKBSで放送不適合判定
- ^ CRAYON POP、「レディー・ガガからのオファー、夢が現実になった」
- ^ “CRAYON POPユニット”イチゴミルク、10月15日にデビュー
- ^ CRAYON POP、11/19スペシャルミニアルバム「POP!POP!POP!」発売
- ^ CRAYON POP、ソユルの脱退を発表
- ^ グンミ、女優ソン・ボラムとして活動へ
- ^ ウェイ、本格的な女優活動をスタート
- ^ チョア、本格的な女優活動をスタート
- ^ a b c d e f CRAYON POP 日本公式サイト 2012年10月24日閲覧
- ^ “一時大ブームだった“クレヨンポップ”のチョアが12月に結婚、写真も公開「理想に出会った」|スポーツソウル日本版”. スポーツソウル. 2023年7月25日閲覧。
- ^ Crayon Pop ソユル、どこかで見たと思ったら“ネット5大オルチャン出身” Kstyle 2012年7月24日
- ^ “Crayon Pop、衣装盗作反論「ノイズマーケティングする理由ない」”. 中央日報. (2013年11月25日) 2013年1月4日閲覧。
- ^ “크레용팝 공식 입장 ”이제 겨우 사랑 받게 됐는데…” - 중앙일보 연예” (朝鮮語). 中央日報. (2013年11月25日) 2013年1月4日閲覧。
- ^ “Crayon Pop、盗作解明「鳥肌が立った偶然の一致」”. 中央日報. (2013年12月6日) 2014年1月4日閲覧。
- ^ “パクリ疑惑!? 韓国アイドルグループが『ももいろクローバーZ』に激似だと指摘されネットで拡散中”. ロケットニュース24. (2013年8月21日) 2013年1月4日閲覧。
- ^ “またパクリ疑惑! 韓国アイド���のクリスマス衣装が『ももいろクローバーZ』と激似だと話題 - 韓国でも激しい非難”. ロケットニュース24. (2013年11月25日) 2013年1月4日閲覧。
- ^ “「ももクロ」衣装パクり騒動の韓国アイドル、コンセプト自体をパクった疑惑も”. AOLニュース. (2013年11月27日). オリジナルの2020年10月31日時点におけるアーカイブ。 2021年8月15日閲覧。
- ^ “크레용팝 ‘강력부인’ 공식 입장 발표, 얼마나 똑같으면 표절논란…?” (朝鮮語). 毎日放送. (2013年11月24日) 2014年1月4日閲覧。
- ^ “韓国アイドルの新曲の『ルパン三世』パクリ疑惑に作曲家がコメント「純粋な創作物」「ルパン三世は聞いたことがない」”. ロケットニュース24 (2013年12月5日). 2018年8月13日閲覧。
- ^ CRAYON POP、PSYへのオマージュが詰まった「パパパ」グローバルバージョンの見どころは? kstyle 2013年9月10日
- ^ 新人ガールズグループCrayon Pop、騒動を起こすもそれも魅力? Kstyle 2012年8月29日
リンク
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