フェアチャイルド (航空機メーカー)
フェアチャイルド(Fairchild )は、1925年から2002年まで活動したアメリカの航空機メーカーである。
歴史
編集航空カメラを設計製作していたシャーマン・フェアチャイルドによって1924年に創立された。最初に製作された機体は空中撮影用の機体FC-1(FC-2)である。第二次世界大戦中は練習機PT-19や輸送機C-82を生産した。
1950年代から1960年代にはC-82の発展型であるC-119や新規設計のC-123を生産したほか、フォッカーのフレンドシップをライセンス生産した。1965年にP-47やF-105などを開発したリパブリック・アビエーションを買収した。
他にもボーイングB-52の胴体部分と主翼パネル、マクドネル・ダグラスF-4ファントムIIの尾部、グラマンF-14トムキャットの尾部を下請け製造したほか、スペースシャトルの軌道安定板を製造した。
1996年にドイツDASA(ダイムラークライスラー・アエロスペース)傘下のドルニエを買収して「フェアチャイルド・ドルニエ」に社名を変えたが、業績不振で2002年に経営破綻した。2003年に部門ごとに分割され、旧フェアチャイルド部門はM7 Aerospaceが買収した。
機体リスト
編集- FC-2Lレイザーバック
- フェアチャイルド 24
- PT-19
- C-82 パケット
- C-119 フライング・ボックスカー
- C-123 プロバイダー
- A-10 サンダーボルトII
- T-46
- FH-227
- メトロライナー
- SF340(SAABと共同開発。後の、サーブ 340A)
関連項目
編集- 航空機メーカーの一覧
- ヴェルナー・フォン・ブラウン - 1972年~1976年に在籍。
- フェアチャイルドセミコンダクター - 元々は同じ企業グループに属していた。
外部リンク
編集- M7 Aerospace - Company Web Site