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「Vivaldi 6.0」は「ワークスペース」を導入 ~ボタンアイコンもフルカスタマイズ可能に
かゆいところに手が届く、パワーユーザー御用達のWebブラウザーがメジャー更新
2023年4月18日 16:55
ノルウェーのVivaldi Technologiesは4月18日(現地時間)、デスクトップ版「Vivaldi 6.0」を正式公開した。メジャーバージョンが更新されるのは2021年12月以来、2年ぶりのことだ。
デスクトップ版「Vivaldi」は、「Presto」エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。
最大の特徴は、すみずみまでカスタマイズできること。ありとあらゆるUIと機能がユーザー側でコントロール可能で、「かゆいところに手が届く」と評判だ。また、ヘビーユーザー向けの機能が充実している。とくにタブ機能は豊富で、「タブスタック」でタブを整理したり、「タブタイリング」で分割表示したりすることが可能。複数の「Vivaldi」コマンドを組み合わせて独自のユーザーコマンドを作成できる「コマンドチェイン」も興味深い。
「Vivaldi 6.0」では、新たに「ワークスペース」と「カスタムアイコン」という機能が搭載された。
「ワークスペース」は、用途や目的ごとにタブをグループ化できる機能。同様の機能は他のWebブラウザーにもあるが、「Vivaldi」ならば「タブスタック」や「タブタイリング」と組み合わせることで、ニッチな使い方にも柔軟に対応できる。
もう1つの「カスタムアイコン」は、「Vivaldi」のボタンアイコンをユーザーが自由に変更できるようにしたものだ。ボタンを自分好みにカスタムできるのはもちろん、テーマ機能との組み合わせが強力で、Webブラウザー全体の見栄えをガラリと変えることができる。
この機能を手っ取り早く体験するには、テーマ機能からカスタムアイコン設定済みのテーマを選ぶことだろう。ユーザーがカスタムアイコン付きのテーマを作成することも可能で、「Vivaldi」テーマギャラリーで公開し、他のユーザーと共有することもできる。
「Vivaldi」は、Windows/Mac/Linux/ChromeOSに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。Android/ChromeOSに対応するモバイル版も用意されている。
ソフトウェア情報
- 「Vivaldi」Windows版
- 【著作権者】
- Vivaldi Technologies AS
- 【対応OS】
- Windows 10以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 6.0.2979.11(23/04/18)