マーケティング課題に対して、ferretに掲載のセミナーアーカイブ動画からピックアップして解決のヒントをお伝えします。

今回は「データ分析」のお悩みに対して、株式会社ヴァリューズ主催のセミナー動画をもとに回答します。

解決のヒントになるセミナーアーカイブ動画

【アーカイブ配信】VALUES Marketing Dive 2023~未来を創り出す顧客理解の力~

【アーカイブ配信】VALUES Marketing Dive 2023~未来を創り出す顧客理解の力~

「未来を創り出す顧客理解の力」をテーマに、2023年10月に開催されたカンファレンス『VALUES Marketing Dive 2023』。この記事からお申込みいただくと、カンファレンスのオンデマンド配信をご覧いただけます。

Q.データ分析でマーケ施策の成果を高める方法は?

マーケティング施策で成果を出すためにデータ分析に取り組みたいものの、具体的な方法が分かりません。まず何から始めるのがよいでしょうか?

A.BIツールでデータを集計し、「比較」から気付きを得る

データ分析に取り組む際には、まずは企業の持つ様々なデータを分析できる「BIツール」を導入しデータを集計した上で、「データの比較」から取り組むことがおすすめです。

例えば、店舗やユーザーごとの売上、競合と自社の売上などを比較すると、マーケティング施策に役立つ気付きを得られる可能性があります。

データ分析をマーケ施策に活かすポイント

出典:セミナー「VALUES Marketing Dive 2023~未来を創り出す顧客理解の力~」

データを単体としてみるだけでなく、他と比較することが、効果的なマーケ施策を立案するためのポイントです。

データ分析にBIツールを活用するメリット

データ分析にBIツールを活用するべき理由は、様々な切り口からリアルタイムにデータを分析できる環境を整え、マーケ施策の立案を効率化するためです。

BIツールを使わず、Excelなどで管理している複数の帳票からデータを集計する方法だと、分析に手間や時間がかかります。また、データ同士の関係性や全体としての特徴などを効率的に把握できません。

データの集計方法

出典:セミナー「VALUES Marketing Dive 2023~未来を創り出す顧客理解の力~」

一方、BIツールで様々なデータを一元管理しておくと、リアルタイムに分析を行いマーケティング施策の立案に役立てられます。

データの比較で効果的なマーケ施策を立案した事例

例えば、あるECサイトで顧客ごとの売上を比較した結果、購入金額が上位1%のユーザーの合計金額が売上全体の15% を占めていることが分かりました。

さらに、BIツールを用いて売上上位のユーザーの購入商品の内訳を調査したところ、購入金額が多いユーザーは個人ではなく飲食店であることが分かりました。

このECサイトはもともと個人への販売を想定していましたが、分析結果をもとに業務利用向けの企画や情報発信を始めたところ、売上アップにつながっています。

データ分析による売上アップ事例

出典:セミナー「VALUES Marketing Dive 2023~未来を創り出す顧客理解の力~」

また、別の飲料小売企業では、ユーザーごとにメルマガの反応率を比較しました。その結果、特にワインを購入したユーザーからの反応率が高かったことが分かり、ワインに関する情報発信を強化したところ売上拡大につながっています。

このように、マーケティング施策のヒントを得るための第一歩として、データの比較から取り組むことがおすすめです。BIツールを用いれば、データを比較する中で気になったポイントについて、より詳しい分析をスムーズに進められます。

データ分析をマーケティング施策に活かすための方法は、データの比較だけではありません。以下のセミナー動画では、マーケティング業務にデータを活用する手法事例が解説されています。

Keynote:株式会社博報堂 / 株式会社ヴァリューズ

  • Z世代の消費者行動データ
  • Z世代に特有の意思決定行動
  • Z世代が行う「感情検索」のメカニズム

Session1:花王株式会社 / 株式会社ヴァリューズ

  • 花王独自の顧客理解・データ活用文化の醸成方法
  • 新卒社員が企画実行したデータアナリスト育成研修
  • データ分析ツールを活用したマーケティング業務の改善事例

Session2:株式会社電通 / GLIN Impact Capital / 株式会社ヴァリューズ

  • サスティナビリティ経営におけるWeb行動分析ツール「Dockpit」の活用方法
  • 「統合報告書は誰がどのくらい見ているのか?」の分析結果
  • 電通独自の「非財務価値サーベイ」の詳細

Session4:株式会社ヴァリューズ

  • 組織に顧客理解を促すデータ可視化の手法
  • 多店舗でデータ可視化に取り組んだ事例
  • 全国支社展開でデータ可視化に取り組んだ事例

Special Session:株式会社クー・マーケティング・カンパニー / 株式会社ヴァリューズ

  • 優秀なマーケティング人材の育成方法
  • 良いマーケターの定義や評価基準の構築方法
  • マーケター自身が価値を高めるために日々取り組むべきこと

▼データ活用の最新事例を学びたい方は、ぜひセミナーアーカイブをご覧ください

【アーカイブ配信】VALUES Marketing Dive 2023~未来を創り出す顧客理解の力~

【アーカイブ配信】VALUES Marketing Dive 2023~未来を創り出す顧客理解の力~

「未来を創り出す顧客理解の力」をテーマに、2023年10月に開催されたカンファレンス『VALUES Marketing Dive 2023』。この記事からお申込みいただくと、カンファレンスのオンデマンド配信をご覧いただけます。