松重豊
1986年、明治大学を卒業するのと同時に、蜷川幸雄主宰の演劇集団「ニナガワ・スタジオ」に入団。下積み時代を経て、30歳の時に出演した舞台で注目を集め、NHK大河ドラマ「毛利元就」(97)で吉川元春役に大抜てきされる。以降、TVドラマや映画にも多数出演。NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」(07)では貫地谷しほり演じるヒロインの父親役を好演した。映画でも、07年の「しゃべれども しゃべれども」で第62回毎日映画コンクール助演男優賞、09年の「ディア・ドクター」で第31回横浜映画祭助演男優賞を受賞。バイプレイヤーとして活躍を続け、12年に「孤独のグルメ」で連続ドラマ初主演。同作は好評を博し、14年までにシーズン4まで制作・放送された。人気��ラマ「HERO」第2期(14)でさらに知名度が高まり、翌15年公開の劇場版にも続投する。ナレーターの経験も豊富で、長編アニメ映画「百日紅 Miss HOKUSAI」(15)でアニメ作品の声優に初挑戦した。