特集 2024年3月2日

溶岩を湯たんぽがわりに使う

溶岩を買った。

これだけ言うとなにか大変なものを手に入れたみたいだけど、レンガのように切り出されたものを買ったのである。

溶岩の用途はなにかというと、行火(あんか)である。あたたかくなるのだ。

ファンクバンド「踊る!ディスコ室町」のまこまこまこっちゃんです!ギターを弾いています!京都在住!

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雑貨屋さんで買える溶岩

溶岩は海外雑貨のお店に売られていた。薄いレンガのようにカットされて、きれいに積み上げられている。

気になってたずねてみると、店主は「湯たんぽのかわりに使うもの」だという。もとはインドネシアのあたりで温熱療法に使われていたものなのだ。

けっこう売れているらしい。おれも買ってみることにした。

DSC06449.JPG
角がまるいのをセレクトしているらしい。
重さは1キロくらいでずっしりしている。きらきらしていてかわいい。
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コンロであぶって、湯たんぽ代わりに使う

湯たんぽはお湯で熱を得る。では、溶岩はどうやって温めるのか。

もちろん火である。

家の中で直火を扱うことには若干の緊張感があるものの、溶岩に温まってもらうためには火を使うのが話が早い。

マントルを思い出せ!

築50年超の木造家屋に住んでいるので、冬がとにかく寒い。

これまで毎年湯たんぽの導入を考えては、どうもためらってしまっていた。ズボラな自分が毎晩寝る前に寒いキッチンに立ち、お湯を沸かして湯たんぽの準備をする姿がうまくイメージできなかったのである。

その点、溶岩はお湯よりすぐに温まるので準備が楽だ。直火であぶるのも、豪快な料理みたいで気分がいい。これなら続けられる。

かつて大昔の人類も、同じように寝る前に石を焼いたりしていたのではないか。溶岩を焼いている1分ほどのあいだに、なんとなく遠い先祖を思ってしまう。

ほどほどに温まったら、
厚手のタオルにくるむ。
布団に持ち込むと、
じわっと温かい。気持ちいいー。

温めた溶岩をタオルでくるんで布団に持ち込むと、じんわり温まって気持ちいい。朝方には常温に戻っているが、とりあえず寝付くまでの数時間は温かさをキープしてくれている。

かつて火山の中でグツグツしていたものが布団に入っていると思うと心強さがある。活発に活動する火山のようすをイメージすると、なんか眠りの調子もよくなってくる気がする。

こういう映像が思い浮かぶのである
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布団以外でも活躍する

寝るとき以外にも、デスクワーク中に脚や腰にあてたりしても気持ちがいいし、家から持ち出して使ってみても具合がいい。

これからの季節だと、花見に持っていったりすると活躍するだろう。

ひざにのせてみても気持ちがいい。��れが重いと拷問になるが温かいのでいいのだ
貼るカイロなど全然比較にならないくらい温かいのである。なんせ溶岩だ

みなさんにもぜひ使ってみてほしいが、ひとつ注意するところがあって、それは熱くしすぎるとタオルがコゲることである。

記事中では見栄をはって比較的きれいなタオルを使いましたが、実際に使うときは家の中でいちばんボロいタオルを用意するといいと思います。

これが溶岩ビギナーのリアル。加熱しすぎに気をつけよう!
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