ソフトバンクは米エヌビディアの画像処理半導体(GPU)を用いて、人工知能(AI)と無線アクセス網(RAN)が融合した次世代通信技術「AI―RAN」のデータ処理を大幅に高速化する製品群「AITRAS(アイトラス)」の開発に乗り出した。自社の通信網に導入するほか、2026年以降に国内外の通信事業者への展開を目指すと13日に発表した。データ流通量の急増に対応した処理の高度化が求められる次世代通信網の構築につなげる。 エヌビディアの「GH200グレース・ホッパー・スーパーチップ」は、テラバイト級(テラは1兆)のデータを処理するアプリケーションに対し従来比で最大10倍の性能を示す。このGPUを搭載した仮想化基盤上で仮想化基地局(vRAN)やAIアプリを提供する。 アイトラスは信号の並列処理やタスク(作業)起動タイミングの最適化などにより商用網に必要な安定性と高性能を実現する。AIとRANを同一の仮想
村田製作所は11月14日、-40〜+125℃の使用温度範囲で周波数偏差±40ppmの高精度を実現した自動車向け水晶振動子「HCR/XRCGE_M_Fシリーズ」を開発、量産も開始したことを発表した。 自動車の電装化・高機能化により、TPMS(Tire Pressure Monitoring System)やRKE(Remote Keyless Entry)、wBMS(Wireless Battery Management System)などのシステムでBluetooth Low Energy(BLE)やZigBeeといった通信規格を利用した機器が多く搭載されるようになり、そうした各機器から発される複数の無線通信が交錯する状況になりつつある。そうした環境下では、各通信規格が使用する電気信号の周波数を正しく受信し、IC間の通信エラーを避けるために、搭載機器のIC間で信号送信タイミングを正確に同期
米航空機大手ボーイングが発表した24年7-9月期決算は純損益が61億7100万㌦(約9400億円)の赤字となった。9月中旬から始まったストライキによる生産停止や、防衛宇宙部門での開発遅れなどが響いた。 赤字計上は9四半期連続で、前年同期の16億3800万㌦から拡大。スト長期化でさらなる業績悪化は避けられず、まさに八方塞がりの状況だ。今年1月には主力機「737MAX9」型機が運航中、窓枠が吹き飛ぶ事故が発生。米連邦航空局(FAA)が737MAXシリーズの増産に待ったをかけたため、生産停滞を余儀なくされた。 さらに打撃を与えたのが16年ぶりのストライキだ。経営側と労組執行部は9月、4年間で25%の賃上げなどを盛り込んだ労働協約案で合意した。ところが、当初要求した40%からかけ離れていたため、投票で組合員の9割が反対し、スト入りに。その後の協議は難航を極めた。 経営側が労組に35%の賃上げや、協
鉄道各社で列車のワンマン運転を導入する動きが広がっている。JR東日本は2025年春に常磐線と南武線でワンマン運転を実施する。京王電鉄もワンマン運転を目指し、25年春から井の頭線で自動運転の実証試験を始める。人手不足への対応が主因だ。ただ本格的な導入には自動運転技術の確立や、ホームドアの設置などによる安全性の確保が課題となる。 JR東日本は25年春から常磐線の綾瀬―取手駅間、南武線の川崎―立川駅間でワンマン運転を開始する。さらに26年春からは横浜・根岸線の八王子―大船駅間でもワンマン運転を始める計画だ。30年をめどに山手線や京浜東北・根岸線、中央・総武線、埼京・川越線など、乗降客の多い路線にでもワンマン運転を実施するため、準備を進める。首都圏の主要線区でのワンマン運転実施は初めてとなる。 JR東日本では人手不足などを受け、地方路線を中心にワンマン運転の導入を進めている。現在在来線66線区のう
第一稀元素化学工業はリチウムイオン二次電池(LiB)向けに、正極添加材用ジルコニア粉末材料の新製品「DKZ―366=写真」を開発した。LiBの耐久性向上や劣化抑制などを目的に電池材料(正極材)に添加する製品で、従来製品よりも金属異物量が10分の1以下に低減し、安全性が向上する。また、従来製品よりも分散性を高めたことで電池の長寿命化にも貢献する。サンプル提供を始めており、国内外に幅広く展開する。 同社が持つジルコニア材料の粉末制御技術を応用して開発した。LiBを構成する材料中に金属異物量が多く含まれると、LiBが充電と放電を繰り返す中で金属成分が溶出し、内部短絡が生じるリスクが高まる。そのため、開発品の金属異物量はppb(10億分の1)オーダーの低レベルを達成した。 長寿命化では評価用のコインセルによる実験において、1時間で100%の充放電が完了する実験条件で、100回の繰り返し充放電後で約
パナソニックグループで車載機器の製品・技術開発を手がけるパナソニック オートモーティブシステムズ(PAS)が11月12日、長野・松本市にある松本工場を報道陣に初公開。あわせて生産リードタイムの半減など、新たな取り組みを紹介した。 パナソニック オートモーティブシステムズ 松本工場 松本工場では、車載機器の製品・技術開発が行われている。左上から時計回りに、同工場でつくられている車載インフォテインメント機器(IVI)、ストラーダシリーズのカーナビ展示デモ、工場内でパーツなどを積んで走るAGV(Automatic Guided Vehicle:無人搬送車)、松本工場のフロントの様子 松本工場は、パナソニックグループの車載モノづくりをけん引する“グローバルトップランナー”工場と位置づける、同社最大の国内生産拠点。敷地面積は東京ドーム1.5個分に相当する69,000平方メートル、建屋面積は27,40
米Sony Space Communications Corporation(SSC)と米Astro Digital(アストロデジタル)は、光通信を行う2つの超小型衛星の設計、製造、打ち上げの契約を締結したと現地時間11月12日に発表。衛星間や地上との間で高データレートの通信を確立することを目的としており、2026年の打上げを予定している。 米Sony Space Communications Corporation(SSC)でプレジデントを務める岩本匡平氏らがソニーコンピュータサイエンス研究所で携わっていた、宇宙光通信プロジェクト(SOLプロジェクト)の概念図 2つの衛星に搭載するレーザー通信端末はSSCが開発したもので、ソニーが培ってきたBlu-ray Disc(BD)の技術を活用してレーザーアライメントを行い、最先端の性能と信頼性を提供。小型衛星用に最適化し、効率を損なうことなく低コ
トラック運転手がいなけりゃ物流が止まる 公共交通機関の運転手がいなけりゃ人が止まる 社会を動かしていると言っても過言ではない なのになぜ待遇が悪いのか 待遇が良いと目の敵にされるのか 少なくとも銀行員くらいのステイタスがあってもよいのではないか 誰にでもできる仕事じゃないし
「やっちゃえ日産の集大成がこのリストラだったのか」 「やっちゃえじゃなくて、やっちまったな、日産」 そんな風にネットやSNS上で企業スローガンをイジり倒されているのは、2024年9月中間決算で営業利益90%減とかなり大幅な減益となったことで、全世界で9000人のリストラを発表した日産自動車である。 2019年にカルロス・ゴーン氏を追放した後に、経営危機で1万2500人をリストラしたことも記憶に新しい。そのためか「『またか』って感じで驚きはない」「定期的に経営危機に陥る会社ってイメージ」などの厳しい声も上がっている。 自動運転化技術やプロパイロット(高速道路走行時の運転サポート)などの強みを持つ「技術の日産」が、なぜこんな体たらくなのかと首をかしげる人も多いだろう。技術力を生かすことができない経営陣に苛立ちを覚えている人もいらっしゃるだろう。 お気持ちは非常によく分かる。ただ、企業の危機管理
通期下方修正も相次ぐ 乗用車メーカー7社の2024年4―9月期連結決算はホンダ、スズキ、SUBARU(スバル)を除く4社が営業減益となった。7社合計の営業利益は前年同期比6・1%減の3兆9904億円となり、2年ぶりの前年割れとなった。為替のプラス効果があったものの米国や中国、アジア市場での競争激化で販売奨励金の増加などがマイナス影響となった。25年3月期連結業績予想の下方修正も相次いだ。 4―9月期は市場競争環境の激化が顕著だった。日産自動車は主力の米国市場でハイブリッド車(HV)需要を取り込めていないことに加え、在庫削減や競争環境に対応するため販売奨励金の増加が収益を圧迫。営業利益が前年同期比90・2%減と落ち込んだ。マツダも販売奨励金の増加が響き同20・5%減となったほか、三菱自動車は米国やタイなどで販売費を積み増したことがマイナス要因となり、同12・9%減だった。 一方でホンダは販売
This review summarized some reports and data concerning of thermal conductive polymer composites, by focusing thermal interface materials (TIM). Here, we explained 8 factors to affect thermal conductivity of polymer composites, before introducing various types of thermal conductive models. And I discussed the enhancing methods of thermal conductivity of polymer composites in last century, after ex
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