カルチャーやテクノロジーの祭典「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」では講演の他、スタートアップなどが製品やサービスを見せる展示スペースにも多くの人々が集まる。ZOZO米国法人がデモをしていた体の計測用スーツなど、ウェルビーイング(心身の健康や幸福)関連の展示に注目が集まっていた。 「体の計測用スーツ、試してみませんか」。SXSWの会場周辺にある高級ホテルの前を歩いていると、米映画スタジオ「マーベル」の映画に出てくるヒーローのようなスーツを着た人に声をかけられた。カードを配り、興味を持つ人を中に招き入れている。中にはリビングルームのようなスペースや、InstagramなどSNS(交流サイト)用に動画を撮影できるブースがある。展示していたのは、ZOZOの米国法人、ZOZOアパレルUSAの3Dボディースキャンサービス「ZOZOFIT(ゾゾフィット)」だ。 かつてZOZOが扱っていた水玉模
こんにちは。ML・データ部データサイエンス1ブロックの尾崎です。データサイエンス1ブロックでは機械学習モデルや、データ分析によって得られたルールベースのモデルの開発をしています。特に、ZOZOTOWNやWEARの画像データを扱っています。 本記事では、教師データがないPoC特有の「モデルの評価をどうするか」という課題への対策を商品画像の色抽出の事例とともに紹介します。教師データが無いという同じ境遇に置かれた方々の一助となれば幸いです。 目次 目次 事業上の課題 どのようなモデルを作ったか モデルの評価をどうしたか 何を正解ラベルとするか アノテーションを外注するか、内製するか 評価指標の設計をどうしたか まとめ 参考 事業上の課題 アパレル商品の検索において、カラーは重要な要素の1つです。ZOZOTOWNでは15色のカラー(図1)を指定して検索できますが、より細かな粒度で商品を検索したいユ
「オフィスカジュアルって何」「どのへんがストリート?」──多くの人が頭を悩ませる曖昧なファッション用語。そうした表現を含む質問にAIが自動で回答する技術をZOZO研究所と早稲田大学の研究グループが開発した。 全身のコーディネート画像に「♯カーディガン」「♯キレイめ」「♯カジュアル」などアイテムの座標と曖昧な表現を多く含む複数のタグを付与。それらを自動的に学習・解釈し、関係性を明らかにするAI技術を開発した。さらに活用方法も提案している。 例えばあるコーディネート画像を見た利用者が「このファッションのどのあたりがストリートですか?」と問えば、ストリートのタグが付与されたアイテムを赤く表示する(ヒートマップ)。「このファッションを少しフォーマルにすると?」という問いには一部を入れ替えた画像を使って新アイテムを提案できる。 研究グループは「ファッション分野特有の曖昧性はユーザーが新しいジャンルの
同店舗は販売を目的としない「売らない店」だ。来店客は事前にファッションの好みや悩みをインターネットを通じたアンケートで回答する。来店時は、独自のAI(人工知能)サービスとプロのスタイリストに相談。1人当たり2時間以上かけて似合いのコーディネートを提案する。最後はプロのヘアメークを受け、気に入ったスタイリングで写真撮影をして終了だ。これら一連のサービスはすべて無料となる。 来店は完全予約制。対話アプリ「LINE(ライン)」の専用アカウントから応募し、当選者が店に訪れる。来客数は1日当たり4~5人を想定しており、年間で1000人程度を見込んでいる。サービスを受けた来店客に商品情報が登録されたQRコードを送り、ZOZOのEC事業サイトへの流入を促す。 表参道に店舗を構え、プロのスタイリストを採用するなど、似合うラボのサービスを無償提供するにはコストがかかる。ZOZOの澤田宏太郎社長は「似合うラボ
こんにちは、データ基盤の開発、運用をしていた谷口(case-k)です。最近は配信基盤の開発と運用をしています。 ZOZOではオンプレやクラウドにあるデータをBigQueryへ連携し、分析やシステムで活用しています。BigQueryに連携されたテーブルは共通データ基盤として全社的に利用されています。 共通データ基盤は随分前に作られたこともあり、様々な負債を抱えていました。負債を解消しようにも利用者が約300人以上おり、影響範囲が大きく改善したくても改善できずにいました。 本記事では旧データ基盤の課題や新データ基盤の紹介に加え、どのようにリプレイスを進めたかご紹介します。同じような課題を抱えている方や新しくデータ基盤を作ろうとしている方の参考になると嬉しいです。 データ基盤の紹介 旧データ基盤の紹介 旧データ基盤の課題 変更があっても更新されないデータ 性質の異なるテーブルを同じ命名規則で管理
はじめに こんにちは。検索基盤部の倉澤です。 私���ちは、ZOZOTOWNの検索機能の改善に取り組んでいます。ZOZOTOWNのおすすめ順検索ではランキング学習を用いた検索機能の改善に取り組んでおり、A/Bテストにて効果を測定しています。 ランキング学習やElasticsearch Learning to Rankプラグインについては過去の記事で紹介していますので、併せてご覧ください。 techblog.zozo.com techblog.zozo.com 私たちは、機械学習モデルの開発からデプロイまでの一連の処理を実行するワークフローの構築にGoogle Cloud Platform(GCP)のVertex AI Pipelinesを利用しています。 本記事では、Vertex AI Pipelines採用前の運用とその課題点について説明し、次にVertex AI Pipelinesで構築し
ZOZOの業績が好調です。直近決算の2022年3月期(2021年度)は商品取扱高、営業利益ともに過去最高となりました。株価も回復し昨年、ひさしぶりの時価総額1兆円超えを記録した場面もありました(その後、日本株全体の低迷もあり直近の時価総額は約8400億円)。 そのような好状況の中で先週、ひっそりとサービス終了したのが全身を計測するボディスーツのZOZO SUIT(ゾゾスーツ)です。ZOZOにとってZOZO SUITとは何だったのか、何を得て何を失ったのか。あらためて今、考えてみたいと思います。 先に2つ強調しておきたいことがあります。ベンチャー経営者というものは周囲が「そんなこと無理だよ」と思うあたりにビジネスチャンスを見つけ、ほかのひとたちの腰が引けている間に突破しようと行動するのが性(さが)です。 ZOZOは冒険という財産を得た 私も遠い昔、ベンチャー経営者だったことがあるのでこの点だ
また、ZOZO自身でもZOZOSUIT 2の技術を活用したボディマネジメントサービス「ZOZOFIT」を2022年夏に米国で展開予定。ZOZOFITを着た状態でスマホを使って体型を計測し、身体の3Dモデルを作成。体型管理が簡単にできるという。ただし、ZOZOFITの日本展開については今のところ検討中としている。 関連記事 全身を瞬時に採寸、ボディスーツ「ZOZOSUIT」無料配布 「ぴったりの服」注文可能に 「人が服に合わせる時代から、服が人に合わせる時代へ」――身体を瞬時に採寸できるというボディスーツ「ZOZOSUIT」の無料配布がスタート。「ぴったりの服」をネット注文可能に。 ZOZOSUIT 2登場 マーカー数50倍、計測アルゴリズム改善で精度向上 ZOZOが「ZOZOSUIT 2」を発表した。採寸用マーカーの数やデザイン、計測アルゴリズムなどを改善し、より精密な3Dモデルが作れるよ
ZOZO(千葉県/澤田宏太郎 代表取締役社長 兼 CEO)が運営する日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」は、コロナ禍の外出自粛で需要拡大し、2021年3月期決算で過去最大の営業利益を記録した。19年より同社の代表を務める澤田宏太郎氏が率いる“新生ZOZO”は、これからGMV(Gross Merchandise Value = 流通取引総額)だけに頼らない利益構造の構築に本腰を入れていくという。今後ZOZOが成長するために必要なものは何か。ZOZOが打ち立てる3つの戦略について、同社EC事業本部 本部長の松田健氏に伺った。 ZOZOはなぜ、多くのブランドに支持されるのか ZOZOTOWNアプリ 新型コロナの影響で、アパレル業界全体の自社ECが成長する中、ZOZOTOWN人気は高まるばかりだ。「ZOZOTOWN」の年間購入者数は約989万人を突破し、出店するブランドの数は84
ニュース 自宅で手指の計測が可能に!ZOZOMAT for Hands、ブルガリ ジャパンにて11月9日(火)より期間限定で配布開始 ~ ZOZOの計測テクノロジーのライセンス販売によるサービス化第1号 ~ ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZO(本社:千葉県千葉市 代表取締役社長兼CEO:澤田 宏太郎)は、スマートフォンを使い精度の高い手指の3Dサイズ計測が自宅で簡単にできる「ZOZOMAT for Hands(ゾゾマットフォーハンズ)」を11月9日(火)よりブルガリ ジャパン株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:ウォルター・ボロニーノ、以下 ブルガリ ジャパン)へ導入いたします。本取り組みが、ZOZOの計測テクノロジーのライセンス販売による、サービス化第1号です。なお、「ZOZOMAT for Hands」の申し込みは11月9日(火)10:00より
~ オンラインとオフラインをシームレスにつなぎ、ZOZOTOWNがファッションブランド実店舗の売上を支援 ~ ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZO(本社:千葉県千葉市 代表取締役社長兼CEO:澤田 宏太郎)は、ZOZOTOWNとブランド実店舗をつなぐOMOプラットフォーム「ZOZOMO」(ゾゾモ)を、11月1日(月)より始動いたします。 コロナ禍によりファッション業界が影響を受ける中、当社は昨年より、ZOZOTOWNの販売力を通じてファッション業界の下支え���努めてきました。この度始動するZOZOMOは、ZOZOTOWNとブランド実店舗、ブランド自社ECをつなぎ、ブランド実店舗の売上を支援するプラットフォームです。ZOZOTOWNを通じて蓄積したファッション領域の膨大な知見と、ファッション好きの当社スタッフならではの視点、年間購入者数989万人(※1)を誇るZ
ZOZOテクノロジーズは9月2日、服のコーディネート約255万件とアイテム約200万件などを含むデータセット「Shift15M」をオープンソースとしてGitHubで公開したと発表した。服の流行が変化してもAIの認識精度を高く保つための研究への活用を見込む。 公開したデータは、服のコーディネートを試せるアプリ「IQON」で2010~2020年に投稿されたコーディネート情報や、投稿日時、「いいね」の数、ジャンルやカテゴリー情報、機械学習用に付与したラベルなど。 同社によると、ファッション関連のデータは流行の変化や新製品の登場によってデータの分布が変わる「分布シフト」という現象が起き、AIによる認識精度が低下する。分布シフトはファッション以外の分野でも起きるが、これまでデータセットの不足で研究が進まなかったという。 Shift15Mと合わせて、10年間のコーディネートの傾向を基に分布シフトの再現
ニュース ZOZO・アルティーリ千葉・千葉大学の三者で、ZOZOSUIT 2を活用した共同取り組みを開始 ~ スポーツ分野におけるZOZOSUIT 2活用の可能性追求と、三者がともに拠点を置く地元千葉への地域貢献を目指す ~ ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZO(本社:千葉県千葉市 代表取締役社長兼CEO:澤田 宏太郎)、プロバスケットボールクラブ「アルティーリ千葉」を運営する株式会社アルティーリ(本社:千葉県千葉市 代表:新居 佳英)、国立大学法人千葉大学(所在地:千葉県千葉市 学長:中山 俊憲)の三者は、ZOZOが独自開発した計測テクノロジー「ZOZOSUIT 2」を活用した共同取り組みを開始することを発表いたします。本取り組みを通じ、スポーツ分野におけるZOZOSUIT 2活用の可能性を探るとともに、三者がともに拠点を置く地元千葉への地域貢献を目指して
はじめに こんにちは。SRE部MLOpsチームの中山(@civitaspo)です。みなさんはGWをどのように過ごされたでしょうか。私は実家に子どもたちを預けて夫婦でゆっくりする時間にしました。こんなに気軽に実家を頼りにできるのも全国在宅勤務制度のおかげで、実家がある福岡に住めているからです。「この会社に入って良かったなぁ」としみじみとした気持ちでGW明けの絶望と対峙しております。 現在、MLOpsチームでは増加するML案件への対応をスケールさせるため、Kubeflowを使ったMLOps基盤構築を進めています。本記事ではその基盤構築に至る背景とKubeflowの構築方法、および現在分かっている課題を共有します。 目次 はじめに 目次 MLOpsチームを取り巻く状況 MLOps基盤の要件 MLOps基盤技術としてのKubeflow Kubeflowの構築 ドキュメント通りにKubeflowを構
はじめに こんにちは、推薦基盤部の与謝です。ECサイトにおけるユーザの購買率向上を目指し、レコメンデーションエンジンを研究・開発しています。最近ではディープラーニングが様々な分野で飛躍的な成果を収め始めています。そのため、レコメンデーション分野でも研究が進み、精度向上に貢献し始めています。本記事では、ディープニューラルネットワーク時代のレコメンド技術について紹介します。 目次 はじめに 目次 パーソナライズレコメンドとは 深層学習より前の推薦手法 協調フィルタリング Matrix Factorization SVD(Singular Value Decomposition) Factorization Machine 深層学習を使った推薦手法 ニューラルネットワーク推薦手法に対する警鐘 Recboleプロジェクト Recboleプロジェクトを用いた各アルゴリズムの検証 General Re
バーチャルモデル“Drip” バーチャルモデル“Drip” バーチャルモデル“Drip” バーチャルモデル“Drip” バーチャルモデル“Drip” ZOZOの子会社ZOZO テクノロジーズは、バーチャルモデル“Drip”を公開した。 ファッション業界でテクノロジー活用を進める“バーチャルファッションプロジェクト”の第1弾として、人工知能を使用し画像や動画で人物の顔をすり替える合成技術“ディープフェイク”のパイオニアである米国のピンスクリーン(Pinscreen)社と共同開発した。 “Drip”は異なるファッションスタイルを持つ4人で構成され、インスタグラムやティックトックでそれぞれのコーディネートなどを発信する。
PHOTO:KOHEI KANNO PHOTO:KOHEI KANNO PHOTO:KOHEI KANNO PHOTO:KOHEI KANNO PHOTO:KOHEI KANNO ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は、本格的にコスメ市場に参入する。独自に開発した肌色計測ツール「ゾゾグラス(ZOZOGLASS)」を無料配布し、ユーザーが自分の肌にマッチしたファンデーションをリコメンドし、購入を促す。3月18日から、新サービス「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」をスタートし、ドラッグストア・バラエティーショップや百貨店で取り扱うコスメブランドを約500扱い、スキンケアからカラーメイクまで販売する。伊藤正裕ZOZO取締役兼COOは、「肌色の計測は技術的に最も難易度が高いが、ユーザーがコスメを購入する際のベースになるもの。今後はこの技術をヘアやリップなど周辺アイテムにも応用し
株式会社ZOZOテクノロジーズ(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:久保田竜弥、代表取締役CINO:金山裕樹)は、日本全国どこに居住していても就業可能な「全国在宅勤務制度」を導入いたします。また、本制度導入にともない、新たに30名のエンジニア・デザイナーを募集します。 導入の背景 当社では、2019年8月よりテレワーク・フルフレックスタイム制度を導入しており、会議や採用面接をはじめとする全てのコミュニケーションのオンライン化を推進してまいりました。しかし、有事の際に出社できる範囲に居住する必要があり、オフィス所在地から遠方に居住する方に働く機会を提供できずにいました。 2020年より新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が拡大し、全スタッフが原則在宅勤務となる中、コミュニケーションをより効率化し、出社をしなくても高いパフォーマンスが発揮できる環境の整備を行いました。本制度の導入により
ニュース 【調査リリース】令和はワントーンコーデが増加。平成の定番「秋冬=ダークカラー」はもう終わり?気分の上がるペールトーンが新常識! ~ ファッションコーディネートアプリ「WEAR」のデータから解析した流行カラーの変化 〜 ZOZOグループが運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR(ウェア)」は、ZOZO研究所福岡の画像解析技術を活用し、平成と令和の秋に着用されたカラーの変化について調査を実施しましたのでお知らせします。 本調査は、平成(2017年と2018年の各9月1日から10月31日)と令和(2019年と2020年の各9月1日から10月31日)を比較し、累計13,275名が投稿した計194,917件の女性のコーディネート画像を対象に実施しました。 平成に比べ、令和はワントーンコーデが増加 WEARに投稿されたコーディネート画像から、背景などを除いたファッションアイテム部分
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