ことしもアドベントの季節が来ました。この記事は、アドベントカレンダー「言語学な人々」2022の12月12日のエントリーとして書かれました。 ★★★★ 昨年は敬語の話を書いたが、今年はプログラミングのことでも書いてみよう。ここ2年くらい機械学習や深層学習のプログラミングを少しずつ学習できたので、自分でできることがかなり広がった。何か応用問題をやってみたくなって、言語地図を書いてみることに挑戦してみた。言語地図とは、言語地理学の中で発展してきたもので、特定の単語や音韻の、方言や、特定の言語による語形・音形を、その出現した地点の地図上に、アイコン化して配置したものとなる。たとえば、「かたつむり(蝸牛)」の言語地図では、方言形「マイマイ」の類を〇、「デンデンムシ」の類を△のように区別して表示するわけである。今回作ったものは、形でなく色で分けて、JavaScriptでインタラクティブにズームが動くよ