デスクトップPC、ノートPCに関わらず、複数のディスプレイを使った作業する「マルチディスプレイ」が一般的になった。PCにディスプレイ接続の専用ポートを備えなくても、映像出力と電源供給に対応するUSB Type-Cポートがあればディスプレイとの接続が可能になるなど、接続方法が多様になっている。PC初心者でもマルチディスプレイ環境を導入しやすくなっている。 一方で、ディスプレイ接続のポートは規格やそのバージョンの種類が多く、その仕様の違いは複雑怪奇だ。しかも、接続に使うケーブルも用途によって対応規格が変わる。バリエーションが多すぎるディスプレイ接続について、規格をおさらいしつつ、最新バージョンや今後登場するバージョンの特徴も押さえていこう。 主要なディスプレイ接続の規格 まず、ディスプレイ接続に使う端子の形状を見ていく。ディスプレイ接続に使う主な端子は、(1)VGA、(2)DVI、(3)HDM