昨年来、本ブログにおいて注意喚起を続けている偽セキュリティソフト。遂に Mac を標的とした偽セキュリティソフトが登場しました。2011年4月の脅威傾向とともに、解説します。 2011年に入ってから大きな脅威傾向の変化はありません。3月同様、日本国内に関しては 4月も引き続き東日本大震災に便乗した攻撃が発生しており、震災や原発関連の情報に偽装した不正プログラムを添付したメールによる標的型攻撃の報告は累計 50件を超えました。ファイル名などに用いられるキーワードを分析した結果は図1のグラフの通りとなります。 原発関連には「放射線」など、注目度の高いキーワードも含まれており、3月中旬以降の主流になっています。対照的に「計画停電」は 4月以降、実施されなくなったこともあり最近はあまり使用されていないようです。「その他」にはメール送信日の日付や記号の羅列など内容が予測できないものが含まれています。