iOS8では新しい機能としてiCloud DriveというiCloudの上位版が用意されています。
いままで限定的な使い方しかできなかったiCloudをDropboxのようにストレージとして使えるようになるというもので、Windowsからもアクセスできるなど、なかなか魅力的なものになっています。
しかし注意していただきたいのは、iOS8アップデート時にiCloud Driveを使うように選択してしまうと、iOS7やMacとの同期機能が使えなくなってしまう点です。
iCloud Driveで同期可能なのはiOS8とOS X Yosemiteだけ!
もしあなたがiOS8端末しか使わないのなら問題はありませんが、他に同期したいものがあるなら決してiCloud Driveにアップグレードするべきではありません。
iCloud Driveへの移行は後でも出来ますから、iOS8アップデート時に移行するかという選択肢が出たら「今はしない」を選ぶべきです。
Yosemiteなんてまだ出ませんから、うっかり移行しちゃったらしばらくは不自由することになりますよ。
【追記】
端末の引継ぎデータの同期をした後であればiCloud Driveにアップグレードしていい、という趣旨の記事がありますが、それは間違っています。
MacやiOS7でアプリの同期機能が使えなくなるから、YosemiteとiOS8環境が整うまでは使うなという話です。
iCloudはTweetbotの既読位置同期などにも使われていますので、一度同期したからそれでiCloud Driveに移行していいということにはなりません。
【追記ここまで】
きっといろんなアプリのレビューで「同期できなくなった」という低評価レビューが見られることでしょうが、それはiCloudの互換性によるものなので、アプリの評価を下げるべきではありません。
気を付けてくださいね。
もしこれを知らなかったら、あなたの友人もきっと知りませんので、是非教えてあげてください。
Clearのデベロッパも注意喚起を行っていますが、国内では周知されていないようなので念のため。
FAQ: iOS 8 & iCloud Drive – Realmac Software
Day Oneも同様の注意をしています。
iCloud Changes in iOS 8 – DAY ONE / SUPPORT
Dueも同様です。
iOS 8 and iCloud sync